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リンパ浮腫とは

 更新日:2023/03/27

リンパ浮腫とは

人体の脈管系には、静脈と動脈のほかにリンパ管があり、このリンパ管を流れるリンパ液が溜まってしまうことで腕や足がむくむ症状です。特に、乳がんや子宮がん、卵巣がんなどの婦人科系の疾患の術後に発症する傾向にあります。発症すると治りにくく、進行しやすい特徴があり、むくんだ部分が重く感じたり、関節が曲げづらくなったりと、生活への影響を感じることがあります。

メリット

・リンパの流れを促すことでリンパのむくみを減らすことができる
・軽度から自覚症状があるため、早期発見も可能
・日頃のケアで予防することができる

デメリット

・女性の発症率が高い
・治りにくく、進行性である
・重症化すると皮膚が硬くなり、デコボコする

治療期間

軽度から重度にかけて治療期間は異なり、治療方法に関しても保存的治療と外科的治療があります。外科的手術を必要とする場合は、手術時間は約3~4時間程度となり、入院も必要となります。入院期間については、足のリンパ浮腫の場合は1週間程度、手の場合は2~4日程度となります。

費用相場

診察が保険診療、リハビリが自費診療となる場合があります。症状によって価格が変わりますが、外来の場合(複合的理学療法)上肢では約5,000〜7,000円、下肢の場合約7,000〜9,000円程度で、その他リンパ管の造影検査費用として約12,000〜17,000円程度が付随します。外科的日帰り手術は保険診療となる場合がほとんどですが、脂肪吸引術を併用すると、自費で約200,000円程度必要です。

この記事の監修医師