「動脈硬化に悪い食べ物」はご存知ですか?予防すると良い食品も解説!【医師監修】
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動脈硬化は、現代社会において多くの方が直面する健康問題の一つです。
動脈の壁にコレステロールなどが蓄積し、弾力性や柔軟性を失うことで、血流が妨げられ、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
この記事では、動脈硬化を悪化させる食品や生活習慣について詳しく解説し、予防のためにどのような食事や生活習慣を心がけるべきかを紹介します。
健康な生活を維持するために、ぜひ参考にしていただき、動脈硬化のリスクを減らし、健やかな毎日を送りましょう。
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監修医師:
五藤 良将(医師)
目次 -INDEX-
動脈硬化について
動脈硬化とはどのような状態ですか?
動脈硬化の症状を教えてください。
- 足
足の疲れや冷えを感じ、進行を放置すると壊死することもあります。
- 腎臓
高血圧や尿量が少なくなります。透析が必要となる腎不全へ進行する場合もあります。
- 脳
めまいや頭痛、呂律が回らなくなった場合は脳梗塞の危険なサインです。
- 心臓
息切れや胸の痛み、重篤な場合は心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
動脈硬化の原因を教えてください。
コントロールが不可能なもの
- 年齢(加齢によりリスクが高まる)
- 性別(男性は女性と比較してリスクが高いといわれています)
- 遺伝(家族性高コレステロール血症などの体質も近年注目されています)
コントロールが可能なもの
- ダイエット
- 食習慣
- 運動不足
- 禁煙
特に自分でコントロールが可能な食事は重要です。
どのような症状があるときに病院を受診すればよいか教えてください。
動脈硬化を悪化させる食べ物と習慣
アルコールの摂取は動脈硬化に関係していますか?
動脈硬化を悪化させる食品を教えてください。
- 脂身の多い肉
- バター
- ラード
- 生クリーム
また、以下の食品の過度な摂取は高血圧を引き起こし、動脈硬化を悪化させる原因になります。
- 塩辛
- 漬物
- インスタント食品
健康診断で血液検査を実施する場合は、悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールと、善玉コレステロールといわれるHDLコレステロールをチェックしてみましょう。LDLコレステロール値の上昇やHDLコレステロール値の低下は、動脈硬化を進行させる重要な指標です。
動脈硬化になりやすい生活習慣を教えてください。
- 運動不足
- 過度なストレス
- 喫煙
- 食事
動脈硬化を予防する食事
動脈硬化を予防するために摂取するとよい食品はありますか?
- トマト
- にんじん
- 海藻
- 青背魚
- 納豆
ドレッシングなどの調味料においても、減塩を意識するとなお、よいでしょう。
動脈硬化予防に水分補給は関係しますか?
動脈硬化を予防するための生活習慣を教えてください。
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 禁煙
- 適度な飲酒
- ストレスの管理
- 定期的な健康診断
動脈硬化は、自分でコントロールし予防できる病気です。
この記事が生活習慣を見直すきっかけになれば幸いです。
編集部まとめ
動脈硬化は、動脈の壁にコレステロールなどが蓄積し、弾力性や柔軟性を失った状態です。
動脈硬化が起こると血流が妨げられ、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な健康問題を引き起こします。
予防には、バランスの取れた食事や適度な運動・禁煙・適度な飲酒・ストレス管理・定期的な健康診断が重要です。
特に、緑黄色野菜や魚を積極的に摂取し、コレステロールの高い食品を控えることが推奨されます。
生活習慣を見直し、動脈硬化のリスクを減らしましょう。