「インフルエンザ」に感染すると現れる症状はご存知ですか?対処法も解説!
インフルエンザに感染すると、どのような症状が体に現れるのかを知っていますか?この記事では、インフルエンザで現れる体の変化やリスクを解説しています。
通常の風邪との見分け方も詳しく解説しているため、体の不調を感じたときの参考にすることも可能です。
予防として知識を深めておきたい人や、かかったときの対処法を頭に入れておきたい人は、ぜひチェックしてみてください。
監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
インフルエンザの症状と原因
インフルエンザに感染した場合、どのような症状が出ますか?
風邪は比較的ゆっくりと体温が上昇するのに対し、インフルエンザは急激に体温が上昇するのが特徴です。風邪の症状では現れにくい関節痛や筋肉痛に加えて、寒気の症状も現れます。
インフルエンザは何が原因で感染するのでしょうか?
しかし、相手の手に触れたから感染するわけではありません。つばや鼻水が触れた手で目・鼻・口など粘膜がある部分を触ることで感染します。物を触った後は、手洗いやアルコール消毒をするように心がけましょう。
インフルエンザは冬に感染しやすいイメージがありますが、夏でも感染するのでしょうか?
一方で夏は気温が高く冬に比べて乾燥はしていません。しかしエアコンを使うことで室内が乾燥したり、夏バテで免疫力が低下していたりする場合は感染する可能性もあります。
インフルエンザによるリスクと風邪との見分け方
インフルエンザにはどのようなリスクがありますか?
また、がん患者さんが感染した場合も重症化する可能性が高くなります。がん患者さんの場合は症状が重症化するリスクだけでなく、がんの治療にも影響を及ぼす可能性があり非常に危険です。常日頃からの感染予防を徹底するようにしましょう。
よく子供の感染でインフルエンザ脳炎・脳症というものを聞くのですが…。
インフルエンザの感染によって、脳が腫れたり脳の圧が高くなったりして痙攣や意識障害の症状が出るほか、より重症化すると命に関わるケースもあります。
インフルエンザは子供や高齢者の方でなくても死に至ることはあるのでしょうか?
インフルエンザと通常の風邪の見分け方があれば教えてください。
またインフルエンザの種類は1種類ではなく、いくつか種類があって、年々中身が変わりつつあります。毎年流行しているような「A型」「B型」等の「季節性インフルエンザ」と違い、多くの人が免疫を持っていない「新型インフルエンザ」が流行すると、多くの人々に感染する恐れがあり危険です。
毎年のように流行する「A型インフルエンザ」の中には、亜型が多く存在します。一度かかったことがあっても、変異の仕方によっては過去の免疫が効かない場合もあることを覚えておきましょう。
インフルエンザの治療と感染した際の対処法
インフルエンザを疑う場合、受診する際にすることはありますか?
しかしインフルエンザの検査は、初期症状がみられてから12時間以降の48時間以内が適切とされています。あまりにも早く検査した場合、偽陰性が出る可能性もあることを覚えておきましょう。万が一検査が遅すぎた場合は、ほかの症状の早期発見ができないほか、薬の効果も十分に発揮できません。そうならないためにも、早めの受診が必要です。
インフルエンザは薬の服用以外の治療方法はあるのでしょうか?
また、栄養バランスの整った胃に負担をかけない消化の良い食事をとることも回復に向けて重要です。適した処置をしていないとぶり返しや、完治までの期間が長くなる問題も発生することを覚えておきましょう。
家族がインフルエンザに感染した場合の対処法を教えてください。
ほかにも自身の免疫力を上げることや、事前にインフルエンザワクチンの予防接種を受けておくことも有効的です。家庭内感染は対処法によっては防ぐことができます。家族全員がかからないように徹底した対処法を取り入れましょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
編集部まとめ
インフルエンザウイルスは身近に潜むウイルスで、特に気温が低く、空気が乾燥している冬に感染率が高くなります。
ウイルスが活動しやすい環境条件を把握しておき、生活環境内はウイルスが活動しやすい空間になっていないか都度確認してみましょう。
また流行に乗らないように、感染症対策として手洗いやうがいも有効です。
感染者が増える時期やそれ以外の時期に、自身の身を守るためにもアルコール消毒や室内の換気・加湿等の対策や予防を習慣に取り入れていきましょう。