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【闘病】まさか看護師の私が“難病”になるとは… 「重症筋無力症」で甲状腺は全摘出(2/2ページ)

 更新日:2025/12/24
【闘病】まさか看護師の自分が難病になるとは… 「重症筋無力症」で体力の限界感じ無職に

見た目では分かりづらい病気もあると理解してほしい

見た目では分かりづらい病気もあると理解してほしい

編集部編集部

この病気について、あまり詳しく知らない人に伝えたいことは何ですか?

MG・TさんMG・Tさん

「重症」と病名につくとかなりやばい病気のように思われがちですが、完治は難しくても薬でコントロールはしやすいと思います。全身型になると筋力の低下は人それぞれで、呼吸筋にダメージがあると呼吸器をつけなくてはいけない状態にもなります。私も風邪の悪化で呼吸がしづらくなり、死を感じたこともありました。なかには、下肢に力が入らず、車いすの人もいます。私の場合だと主に頸部、体幹の筋力低下があり、症状の悪化時は、椅子に座ってお辞儀をする態勢をとると自力で体が起こせず、前に転がってしまいそうになります。上腕の筋力もなく、車いすもこげませんし、杖も使えず、補助具も使用していません。移動時は、ゆっくり体勢を真っ直ぐにして道の端を歩きます。やむを得ずヘルプマークをつけるときがありますが、見た目だけだと理解されにくいと思い、ヘルプマークと一緒に病名とかかりつけ病院を書いたものをつけて外出しています。

編集部編集部

医療従事者に期待することはありますか?

MG・TさんMG・Tさん

今は大学病院に通院して治療しています。医師はもちろんスタッフも、病気の症状を理解して対応してくれるので感謝しています。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

MG・TさんMG・Tさん

早期発見、早期治療が望ましいとは思いますが、この病気はなかなか発見するのが難しいのかもしれません。私も激しく複視が出るまで重症筋無力症だと分かりませんでした。それでも今は治療法の幅が広がり治療薬も新しいものが出てきています。重症筋無力症と診断がついても、医師と相談しながら自分に合った治療を見つけることができれば、生活の質を保つことは可能だと思います。確定診断にいたるまで、そして、理解ある医師に出会うまでが一番困難なのかもしれません。皆さんにも、いつ何が自分に降りかかってくるか分かりません。今できることを大切に生きていってほしいです。

編集部まとめ

原因不明の体調不良が続いたのち、重症筋無力症と診断されたMG・Tさん。大好きな仕事を諦めるまで、大きな葛藤や悔しさがあったようです。また、外見からは病気だと認識されづらく、ヘルプマークのほかに、病名などを記載したものもつけているそうです。私たちのほんの少しの想像力と理解で、闘病中や援助を必要としているかたが住みやすい社会になるのではないのでしょうか。この闘病記がそのきっかけとなりますように。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

村上 友太

記事監修医師
村上 友太(東京予防クリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

この記事の監修医師