神奈川県が取り組む未病改善!
未来を切り拓く新たなアプローチ
黒岩知事
神奈川県知事の黒岩祐治です。神奈川県では、未病の改善に向けた取り組みを進めています。専門家をお呼びしてその議論をさらに深めていく企画の第1回目として、株式会社メタジェン代表取締役社長CEOの福田真嗣さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
福田さん
よろしくお願いします。
黒岩知事
今日のテーマは「茶色い宝石®とともに描く未来」というものですが、茶色い宝石®については後でじっくりとお聞きしたいと思います(※)。その前に、我々が進めている未病の改善に関する取り組みについて、改めてお話をさせていただきたいと思います。
※茶色い宝石®:株式会社メタジェンの登録商標
黒岩知事
こちらは神奈川県の人口ピラミッドです(※1)。1970年には綺麗なピラミッド型でしたが、2060年になると全く逆の形になります。高齢化の進み方が大変速く、持続可能な状況ではないと言えます。とくに、高齢者の方々が病気になることを防がなければ、皆さんを救うことができなくなる。だから、根本的にそのコンセプトを変えなければいけないと思いました。
※1 人口ピラミッド図
黒岩知事
健康と病気の間には明確な線があると考えがちなのですが、実際にはグラデーションになっています(※2)。そのため、病気になってから治すのではなく、グラデーションのどこにいても、少しでも白い方を目指して行動することが大事だという「未病コンセプト」を提唱しています。
※2 未病の説明図
黒岩知事
そのために重要なのは、食・運動・社会参加といった日常生活の中で健康になっていくことです。さらに、再生医療、ビッグデータやAIなどといったアプローチを融合させながら、健康な時代を長くしていくことを目指す「ヘルスケア・ニューフロンティア」という神奈川県の取り組みも実施しています。このような背景があり、今回はメタジェンの事業について伺いたいのですが、よろしいでしょうか。