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【闘病】”いつもの腰痛”のはずが「急性白血病」になっていた 寝汗に悩んでいたのも…(2/2ページ)

 更新日:2025/12/02
【闘病】”いつもの腰痛”は「急性前骨髄性白血病」のせいだった 思えば寝汗の量も…

いつもある症状でも油断せず、少しの違和感にも敏感になってもらいたい

いつもある症状でも油断せず、少しの違和感にも敏感になってもらいたい

編集部編集部

現在の体調や生活などの様子について教えてください。

京子さん京子さん

現在は全ての治療が終わり3カ月に一度、経過観察で通院しています。初発から5年が経過し、仕事もフルタイムで働くことができるようになり、元気に普段通りの生活をしています。なお、退院後の維持療法は「アムノレイク」という経口薬を使用しました。

編集部編集部

医療従事者に望むことはありますか?

京子さん京子さん

何も望むことがないくらい、親身になってくださいました。日々の業務が多忙な中、入院中はすべての職員さんが私の要望にできるだけ応えようとしてくださっていました。当時、主治医の先生と、職員の方々だったからこそ弱音を吐かずに治療を乗り越えられたと言っても過言ではないと思っています。また、現在の主治医の先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

京子さん京子さん

いつもと同じ症状だからと軽くみないで、ちょっとした違和感にも敏感になってもらいたいと思います。白血病に対して、歯ぐきから出血したり体にあざができたりするなどのイメージを持っている人も多いと思いますが、初期の症状は人それぞれです。実際に、私はどちらの症状もなく、その代わりに、痛みとして体がサインを出してくれました。口内炎から始まったという人もいますし、普段よくある症状が発症のきっかけとなることが多いので、それをいかに早く確定診断できるかが重要になってくるかと思います。また、これは病院の先生の判断にはなりますが、原因不明の場合は、私のように内科以外の受診科で血液検査をしていただくことも大事だと思います。

編集部まとめ

京子さんのお話を聞いて、誰にでも起こる症状が、時に重病であることもあるのだということを実感しました。「いつもより痛みが激しいなどの違和感を感じたら、そのサインを見逃さないでほしい」という京子さんの言葉を、ぜひみなさんの心にも留めていただけたらと思います。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

 

この記事の監修医師