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【闘病】『子宮頸がん』ステージ4、突然訪れた「人生終了のお知らせ」(2/2ページ)

 更新日:2025/10/28
【闘病】「子宮頚がん」ステージ4 受け止めれなかった余命1カ月『人生終了のお知らせ』

がん検診だけでなく、さらなる検査も大事

がん検診だけでなく、さらなる検査も大事

編集部編集部

今までを振り返ってみて、後悔していることなどありますか?

ことのさんことのさん

がん保険に未加入でした。悔やまれます。これだけ気をつけていたらがんにはならないだろうと自他ともに認めていましたが、甘かったです。がん治療には大金がかかります。高額療養費制度を受けても100万円では足りませんでした。

※【婦人科腫瘍専門医の一言】非常に高価な分子標的薬(がんの増殖する仕組みを止める働きをする薬)を使うことが当たり前になり、薬物治療は今後も高額化していく流れです

編集部編集部

現在の体調や生活はどうですか?

ことのさんことのさん

あんなに健康だったのに、退職して治療に専念しています。治療も副作用もつらいです。でも体調がいいときは、やはり身体を鍛えています。「1か月もたないかもしれない」と言われてからもうすぐで1年(取材時)。今日まで生きのびられているのは長年の筋力トレーニングのお陰もあったかもしれないと思っています。

編集部編集部

医療機関や医療従事者に望むことはありますか?

ことのさんことのさん

いつも助けてくれて感謝しかありません。あえて挙げるなら、待ち時間が長いのがつらいところですね。通院の日は毎回まるまる1日かかります。

編集部編集部

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

ことのさんことのさん

早期発見が大事だと充分承知していたので、がん検診は定期的に受けていました。それでも見つからず、気づいたときには全身に転移していたので、がん検診も100%ではないことを知りました。私の場合、特に見つけにくく、見つかりにくいがんで、見つかったときはほぼ手遅れでした。がん検診だけでなく、定期的な健康診断はもちろんのこと、人間ドックを受けるのもよいと思います。

編集部まとめ

人生の終わりを宣告されたような瞬間から、それでも前を向き、治療をされてきた姿勢には、多くの示唆が含まれているように感じます。このインタビューが、皆さんの検診や健康について考える一助となれば幸いです。

 

鈴木 幸雄

記事監修医師
鈴木 幸雄(神奈川県立がんセンター/横浜市立大学医学部産婦人科)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

 

なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

この記事の監修医師