【闘病】耳の裏の『できもの』は「濾胞性リンパ腫」のせいだった… リンパ系の「がん」(2/2ページ)

「きっと元気になる」という希望を捨てないで

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
やまけんさん
ありがたいことに、現在の体調は問題ありません。運動や食事に気を付けつつ、残りの人生を豊かに過ごしたいと思っています。
編集部
何か病気になったことで不都合はありませんか?
やまけんさん
幸いなことに私は今、健常者とほとんど変わらない生活を送ることができています。だからかもしれませんが「濾胞性リンパ腫を知っている人も知らない人も『病人だから』と気遣い、遠慮せず、普段通り接してもらいたいな」と思います。それが今の私にとっては一番嬉しいです。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
やまけんさん
「医療の世界では新しい治療法がどんどん開発されている」と聞くので、この調子でさらによい治療法を開発していただけたらと思います。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
やまけんさん
がん患者でもいろいろな状況がありますが、私は幸運にも副作用や後遺症もなく、元気に活動できています。気づけば50歳を過ぎ、残された時間は減ってきていますが、「体が動くうちはアクティブに生活する!」がモットーです。だからこそ、いま濾胞性リンパ腫と戦っている方には「病気になって不安になったり落ち込んだりするかもしれませんが、また元気に活動できるかもしれないよ」というメッセージを広く届けたいですね。
編集部まとめ
やまけんさんの言葉からは「今を全力で生きるんだ」という意志を強く感じました。そして小さなできものに気づき、すぐに病院を受診したからこそ、病気になる前の生活に戻ることができたのかもしれない、と思います。この記事を読んでくださっているあなたも、なにか異変を感じたときすぐに病院を受診してみてください。身体が発する小さなサインを見逃さないようにしましょう。

記事監修医師:
今村 英利(ネムクリニック下井草院)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

