【闘病】同僚に「乳がん」のことをバラされ傷つくも、それ以上の温もりと治療で克服(2/2ページ)

人間ドック、がん保険の大切さを再認識

編集部
受診から現在に至るまで、何か印象的なエピソードなどあれば教えてください。
EYさん
病気の知らせを聞いた友人や同僚が、がん封じで有名な神社などでお守りを買って来てくれました。また、別の同僚はお守りだけでなく、ご祈祷もしてくれたのだそうです。実は、職場で親しいと思っていた人に、病気のことを勝手にバラされとても傷付いていたのですが、同僚たちからそれ以上の温かさをもらいました。病気になり、人の優しさと冷たさの両方を感じました。
編集部
病気の前後で変化したことを教えてください。
EYさん
今までは仕事優先で自分のことは後回しになっていましたが、今は自分を第一に考えなくてはいけないと思っています。また、今までは1年に1度の健康診断を受けていましたが、来年からは人間ドックに変えようと思っています。検査内容もがんの早期発見に特化したものを選び、早期発見につなげられればと思っています。
編集部
今までを振り返ってみて、後悔していることなどありますか?
EYさん
がん保険に入っていなかったことを後悔しています。まさか自分がこんなに若くしてがんになるとは思っていなかったので、60代くらいになってから入ろうと思っていたんです。手術費用だけでなく、入院前の通院、入院中、術後の補助治療などで思いのほかお金がかかります。
編集部
現在の体調や生活はどうですか?
EYさん
まだ術後3週間ほどなので痛みがありますが、だんだんと以前のような生活に戻りつつあります(取材時)。スポーツクラブにも行っていますが、乳房温存療法のため、スポーツクラブのお風呂に入るたびに人目を気にしてしまいます。
編集部
医療機関や医療従事者に望むことはありますか?
EYさん
とても良くしていただき、感謝しています。優しく寄り添ってくださいました。人の命を預かる責任ある仕事の上に激務だと思うので、ご自身のことも労わってほしいと思います。
編集部
最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
EYさん
私は乳頭からの分泌物がありましたが、時間が空くことはあってもそれを放っておかずに定期的に検査を受けていました。そのおかげで早期発見ができ、術後の辛い抗がん剤治療も免れることができました。月並みですが、少しでも体の異変があれば、後回しにせずにすぐに受診することをおすすめします。
編集部まとめ
乳がんの手術をされたY・Eさんの闘病体験をお届けしました。早期発見できたことで、抗がん剤治療を免れることができたとのこと、些細な異変や違和感でも、放置せずに受診することの大切さを教えてくれました。彼女の経験が、同じ病気を抱える多くの人に勇気や希望を与えられたらと思います。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。





