【闘病】乳がんで『もしかしたら死ぬのかな』とは考えた 乳首まわりを摘出(2/2ページ)

今年で10年、経過観察が終了する

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
高辻さん
乳がんと診断されてから、今年(2024年)で丸10年になるので、経過観察は終了になります。乳首は作っていませんが、乳がん手術と同時に形成外科手術をしました。背中から脂肪と皮膚と神経をとって移植し、胸の膨らみは作ってもらったので、温泉には行っています。また、仕事にも復帰して頑張って働いています。体重も発症前以上に戻っています。
編集部
同じ病気を抱えていらっしゃる人へのメッセージをお願いします。
高辻さん
諦めず、なりふり構わず、できることを全部してほしい。自分らしく、前向きにとお伝えしたいです。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
高辻さん
患者はあらゆる可能性を探しています。その気持ちに寄り添って、いろいろな治療方法を提案してほしいです。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
高辻さん
少しでも身体がいつもと違っていたら、早めに病院受診をしてほしいです。そして、どのようなことがあっても前向きに考えていってほしいです。
編集部まとめ
慌ただしい毎日を過ごしていると、よほど体調に異変を感じない限り、病院を受診しようという気持ちにならない人が多いのではないでしょうか。高辻さんは、定期検診はもとより、「乳がん検診を受ける際は、マンモグラフィ、触診だけではなく、エコー検査も一緒にしてほしい」とおっしゃられていました。健康に勝るものはありません。手間を惜しまず、検診・検査をしっかり受けるようにしましょう。
なお、Medical DOCでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。





