【闘病】「くも膜下出血」発症後、目覚めたら1カ月が経過。前兆すら感じることのできない多忙さの結果…(2/2ページ)
「自分の体調には丁寧に向き合うべきである」病気になって気づいたこと
編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
チチカさん
焦る気持ちもありましたが、徐々にいろんなことが好転してきました。今回の出来事は、今までのことを振り返るいい機会だと思うようにしています。
編集部
あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。
チチカさん
「体の不調には必ず意味がある」と伝えたいです。当時の私は、不調に目をつぶって予定を詰め込みすぎて、雑になっていました。ですので、ちゃんと一つひとつに向き合ってほしいと思います。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
チチカさん
私が会った医療従事者の方々は素晴らしかったですが、診察や病室で「ちょっとおかしい」「変わったよね」などの単純な言葉がかなり気になりました。また、先日約1年ぶりに、運ばれた病院で検査入院をしたのですが、看護婦さんやリハビリ担当の方が覚えていてくださって「あの時は混沌としていて、大丈夫かなあと思っていたけど、ものすごく元気になったねぇ! よかったぁ!」と声をかけてくれたんです。とても嬉しかったですね。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
チチカさん
今だからこそ言えるのですが、「人生に起こることにはすべて意味がある」と思います。
編集部まとめ
チチカさんは入院中、ほかの患者さんたちと毎日時間を決めておしゃべりをすることが日々の励みだったそうです。病に倒れたことは辛い経験だったと思いますが、それまで仕事やプライベートでお忙しい時間を過ごしてきたチチカさんに、生き方を見つめ直すきっかけを作ってくれたのかもしれません。取材の中で、「生きている限り、必ず、生きていてよかったと思うことが訪れると信じることが大切」とおっしゃられたことが強く印象に残っています。