【闘病】気づいた時には脳出血で倒れていた。多忙な日々でめまいをそのままにした結果…「無理せず誰かを頼ってほしい」(2/2ページ)

現在でも日々のリハビリと生活リズムへの意識は欠かせない

編集部
杉本さんが日課にしていること、取り組んでいることを教えてください。
杉本さん
片麻痺と上手く付き合っていくために、身体をバランス良く動かしています。バランス良く動かしていないと支障が出て、年齢とともに余計に動かしにくくなると思い、日々のストレッチや休日の朝の散歩は欠かせません。自由に動く左側を見本にする、YouTubeの動画を見ながら動かす、動かしづらい箇所にはマッサージやストレッチもしています。食事も毎日水を2リットルくらい飲むこと、果物とゆで卵を食べて、小麦粉を使ったものは控えるといったことを意識しています。
編集部
発症前の自分にアドバイスできるとしたら、何を伝えたいですか?
杉本さん
「無理しないで、誰かを頼ってほしい」です。あとは、脳出血は生活習慣が関係しているので、「早寝早起きと腹八分目を意識してほしい」と伝えたいです。
編集部
脳出血の患者さんに対して、周囲の方が配慮してほしいことは何でしょうか?
杉本さん
病気の患者ではなく健康な人として対応してもらえるのはありがたいですが、不意にぶつかったり、おされたりするのが本当に危険なので、その点に配慮してほしいです。
編集部
最後に、読者の方へのメッセージをお願いできますか?
杉本さん
私は病気になってから食生活を改善しましたが、誰でも病気の予防はできます。いろんな情報を上手に使って、ご自身に合う方法で病気の予防をしてみてください。
編集部まとめ
今回は脳出血を経験し、現在も自分なりにリハビリと生活習慣の改善を続けながら、社会復帰を果たした杉本さんにお話していただきました。杉本さんは身体の片側に麻痺を残しつつも、以前に近い生活を送っています。脳出血の多くは高血圧が原因とされており、日頃から食生活や生活リズムを整えることが大切です。杉本さんの経験談を参考に、ご自身の生活で見直すべきところを見直し、病気を予防するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。





