【闘病】婚約者を事故で亡くし「喪失体験による抑うつ状態」に… 誰もがなり得る病(2/2ページ)

寄り添って助けて欲しい

編集部
現在の体調や生活の様子について教えてください。
SAKUさん
体調は崩しやすいですが、今では人とコミュニケーションをとり、笑える様になりました。現在は治療も終了し、仕事にも復帰することができています。
編集部
もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか?
SAKUさん
「つらいだろうけど、泣いて迷惑をかけてもいいから、もっと人に助けを求めていいんだよ」と助言したいです。
編集部
あなたが「喪失体験による抑うつ状態」を体験し、これを読んでいる人にメッセージがあればお願いします。
SAKUさん
うつ病は「病気ではなく、心が弱いからだ」と言う人がいます。しかし、心が弱いからだけではなく、望んでいなくても誰でもなるものだと思います。近くに同じような人がいたら、理解できなくてもいいので、せめて手を差し伸べて、助けてあげて欲しいです。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
SAKUさん
ありがたいことに、自分は救ってもらいましたが、困っている人はほかにもたくさんいます。大変だとは思いますが、できるだけ多くの人を救ってあげて欲しいです。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
SAKUさん
周りに助けを求めたくても、声をあげられない人がたくさんいます。もしそういう人が身近にいたら、何も言わなくていいのでそばにいてあげて欲しいです。中には命を落とす人もいます。少しの理解や歩みよりが、助けになる部分もあると思います。
編集部まとめ
喪失体験による抑うつ状態は、気をつけていれば予防できるというものではなく、誰にでも身近に起こりうる病気で他人事ではありません。「大事な人がいるなら後悔しない様にして欲しい」と最後に話されていました。身近に悩まれている人がいたら、そっと寄り添ってあげてください。






