【闘病】風邪のようなダルさは「命を落とす可能性もある」ギラン・バレー症候群だった(2/2ページ)
後遺症の程度や症状が一人ひとり違うということを知ってほしい
編集部
ギラン・バレー症候群を意識していない人にメッセージをお願いします。
yokoさん
ギラン・バレー症候群になる確率は低いですが、いつどんな病気になるかは誰にも分かりません。難病になると生命保険に加入したり、内容を変更したりもできないので、そうなる前にお守りだと思って生命保険は加入した方がよいと思いました。ギラン・バレー症候群は、発見や治療が早ければ早いほど後遺症は残りづらくなります。手遅れになると命を落とす可能性のある病気なので、手足に重りがついているようなだるさを感じたらすぐに病院へ行ってほしいです。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
yokoさん
トイレに行く介助をお願いするためにナースコールを押したのですが、来て早々に看護師さんが「忙しいんだから女の人が良いとかワガママなこと言わないで」と言われたことは悲しかったです。多くの患者さんは病気で自由を奪われ、傷ついていると思うので、冷たい言葉や態度はしないでほしいなと思いました。ただ、その人以外はとても優しく、嫌な顔はまったくせず「遠慮しないでナースコールしなさいよ」と言ってくれて、転院先にお見舞いに来てくれた人もいました。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
yokoさん
ギラン・バレー症候群は、後遺症の度合いや症状が人によって違います。まれに、ギラン・バレー症候群からほかの病気へ移行することもあるそうです。実際私が入院していたリハビリ病院の5人のギラン・バレー症候群患者は、全員発症状況、経過、治療、リハビリ内容、後遺症は違いました。そういう病気だということを知っておいてもらいたいです。
編集部まとめ
yokoさんの話を聞いて、自分の体調を日頃から把握し、少しでも違和感があったら早めに受診することが大切だということに改めて気づかされました。また、お守り代わりとして生命保険に入っておいた方がよいというyokoさんの言葉は、とても説得力がありました。何事も起きてから行動するのではなく、備えておくことが大切です。