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【闘病】頭痛で発覚した先端巨大症。手足が大きくなる・顔つきが変わる病気(2/2ページ)

 更新日:2025/12/04
【闘病】頭痛で発覚した先端巨大症。手足が大きくなる・顔つきが変わる病気

症状は身体からのメッセージ

症状は身体からのメッセージ

編集部編集部

現在の体調や生活はどうですか?

GTさんGTさん

体調は至って良好です。頭痛もないですし、視野も問題ありません。手術後から8ヶ月くらいは体が鉛みたいに重く非常に疲労感が強かったです。手術後1年はホルモンの数値を観察していくとのことで、毎月の通院と3ヶ月毎に検査入院(1週間)がありました。なので、仕事しても休みがちになってしまうので、1年間は仕事をしないで治療に専念&スポーツクラブに通い体力を戻すことを目標に決めていました。
(2022年7月1日、手術後1年経過し検査入院。検査内容はMRI、負荷試験でした。その結果、MRIを見る限り、腫瘍はなくなり成長ホルモンの数値もだいぶ下がりましたが、まだ少し高いとのことでした。今後は通院で臀部にサンドスタチン注射を打っていくとのことです。仕事は2022年8月から制限なく、再開してます。2022年9月現在では、体力が手術前の頃に戻り、ほとんど疲労を感じなくなりました)

編集部編集部

医療機関や医療従事者に望むことはありますか?

GTさんGTさん

コロナ禍で大変な状況のなか体調管理、状態確認、検査、手術などしていただきました。手術前に「手術で取り切れるかわからない」「2回目の手術や放射線治療が必要かもしれない」と言われていましたが、結果的に腫瘍も99%摘出できていると言われ、2度目の手術も放射線治療も必要なく今に至っています。医療従事者の方々には感謝しかないです。

編集部編集部

最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。

GTさんGTさん

体調不良など、何らかの症状が出たら身体からのメッセージだと思って、できるだけ早めに病院の受診することをお勧めします。早期発見し、早期に治療することが大事です。通常の健康診断だけだと病気によっては見つかりにくいものもあるので、1年ごとに人間ドックや脳ドック、MRIなどの精密検査をした方が良いと思います。

編集部まとめ

病気を治すための手術ですが、「手術後の身体が受け入れられず鬱病になるリスクがある」という場合もあるのですね。2度目の手術や放射線治療になる事なく腫瘍が摘出できて良かったです。また、症状が出て数日後に受診し、紹介された大学病院に言ったその日に「このまま放置していたら早死にするでしょう」と言われたとのことで、早期受診の大切さを感じました。GTさん、ありがとうございました。

この記事の監修医師