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【闘病】青春時代の関節痛は成長痛に限らない。中学生で判明した若年性特発性関節炎(2/2ページ)

 更新日:2025/07/08
~実録・闘病体験~ 青春時代の関節痛は成長痛に限らない。中学生で判明した若年性特発性関節炎

指の関節はとても小さいけれど

指の関節はとても小さいけれど

編集部編集部

若年性特発性関節炎を意識していない人に一言お願いします。

有紀さん有紀さん

リウマチは女性に多いと言われています。年配の方の病気というイメージかもしれませんが、若い方の発症もあります。朝から関節がこわばる、関節が痛い、動きづらいなどの症状があったら整形外科を受診してください。若年性特発性関節炎は、成長痛と勘違いして受診が遅くなりがちだそうです。気になったら早めに病院に行ってください。

編集部編集部

医療従事者に望むことはありますか。

有紀さん有紀さん

特にはありません。大変な状況下(コロナ禍)で、病院を開けていただき、薬をいただけるだけで充分です。

編集部編集部

最後に読者に向けてのメッセージをお願いします。

有紀さん有紀さん

リウマチという病名は知られていますが、若くても発症することはあまり知られていません。でも、SNSなどで発信していると、同病の患者さんは本当に沢山います。ぜひこの機会にリウマチを知ってください。また、周りに関節の痛みにお困りの方がいましたら、一度受診を勧めてあげてください。また、リウマチの主症状は手指の変形や疼痛です。指の関節はとても小さいですが、日常生活の支障はとても大きく、全身が疲弊します。それが周りに理解されにくく、症状の苦痛に加え精神的苦痛が大きいです。老若男女問わず見た目ではわからない障がい者の方は沢山います。ヘルプマークをつけている方が満員の電車やバスにいる場合は、ご配慮お願いいたします。

編集部まとめ

診断された当時は「嫌われたらどうしよう」と思っていたけれど、やっぱり心の支えは友人やパートナーだという有紀さん。昔の自分に「人は優しいから頼ってごらん」と声をかけたい、と言っていました。最初はひとりで頑張っていたのですね。そして「リウマチは若くても発症する」「成長痛と思って受診が遅くなりがち」というところから、症状があったら自己判断せず受診するようメッセージをいただきました。有紀さん、ありがとうございました。

この記事の監修医師