【闘病】「余命3ヶ月の命」から4年で寛解した、私の急性リンパ性白血病(2/2ページ)

すべてのことが経験、前向きに捉えようという気持ち

編集部
現在の体調や生活などの様子について教えてください。
蝦名さん
さまざまな治療の影響なのか、大腿骨頭壊死という股関節の骨が壊死してしまいました。右脚は全人工股関節置換術(THA)によって人工股関節になりました。左脚にも痛みはあるものの、保存療法を続けています。痛みで、荷重をかけられなかったりするのですが、大変なことのない人なんて存在しないと思いますし、つらいことも人生を楽しむためには重要な要素の1つだと考えるようになりました。
編集部
病気について意識していない人々に一言お願いします。
蝦名さん
白血病含めさまざまな病気は、栄養・休養・適度な運動・体を温める・深呼吸・ストレスを避けること、この6つを大切に心がけることによって回避できる可能性は高くなると思っています。また、何事もやりすぎや無理をすることは禁物なので、たまには自分を甘やかしてあげて、なるべく楽しい時間を過ごせるよう、前向きに生きていきましょう!
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
蝦名さん
病院の方々には本当にたくさんお世話になったので望むということはありませんが、長期間入院した患者の立場から思うことはネット環境が悪いことですね。改善できたら多方面にて入院されている方々も喜ばれると思います。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
蝦名さん
僕は良いことも悪いことも、経験した分だけ経験値となり、人となりになると思っています。また、変えられない事実は、前向きに捉えた方が、幸せに生きる時間を増やせると思います。時間は有限なので、「幸せと思える時間を増やすゲーム」だと思って、そのゲームだけは一緒に勝ち続けていきましょう。きっと未来は明るい。僕はそう思って生きています。
編集部まとめ
「これからもずっと、微かな光だとしてもその光の中に入れると希望を持ち、そしてそのための努力も忘れずに、楽しく生きていきたいです」と語ってくださった蝦名さん。希望を持つことで、急性リンパ性白血病を乗り越えての今があります。もし皆さんが、つらい状況に今いるのであれば、未来は明るいことを信じ前向きに捉えた言葉を口にしてみませんか?





