~実録・闘病体験記~ 「タバコは止めろ!」27歳でステージ4のがん宣告を受けた3児の父(2/2ページ)

同じ立場の方との交流で得た励まし

編集部
あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。
山本さん
近年、がんは2人に1人がかかる病気と言われています。いつ誰ががんになってもおかしくありません。明日は我が身なのです。保険に加入したり、健康診断を受けたり、そうなったときのためにできることは、やっておいてほしいです。自分だけではなく家族も含め、病気は決して1人だけのモノではありません。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
山本さん
私は、同じ立場の方と交流したことで、悲しみを喜びに変えることができ、病気で苦しんでいるのは私1人じゃないんだと実感することができました。一方で、治療にはお金が必要ですし、支える家族側もまた同じように悩み、孤独な思いをしているということを知っていただきたいです。人に相談することは、とても勇気がいります。しかし、その一歩を踏み出すことで苦しみが軽減されると思います。
編集部まとめ
「支援および助けを求めるということは、自分自身の病状および現実をしっかりと受け入れ、向き合っている証拠です。決して恥ずかしいことではありません。」と、自身の体験を通して山本さんが語ってくれました。難病は体だけではなく心もむしばんでしまうことがあります。読者の方の中にも病気やがんで苦しんでいる方がいるかもしれません。しかし、この記事を通して、病気だとしても1人ではないことを知っていただければ幸いです。