【闘病】「クローン病」を患いながら妊娠・出産を果たした新米ママ(2/2ページ)

病気への理解がある職場に助けられた

編集部
心の支えとなったものは、何でしたか?
羽生さん
家族や友達、同じ病気の人達、そして職場の人達です。私の周りにはこの病気に理解ある人達ばかりで、それが本当に私の心の支えでした。特に職場は病気に関して理解がありましたので、私も前向きに仕事が出来ました。現在は出産・育児のために退職しています。
編集部
クローン病が判明する前の自分の反省点はありますか?
羽生さん
いま思えば、お腹の調子や40℃の発熱など、普通の症状ではなかったので、もっと早めに大きな病院に行くべきだったなと思います。
編集部
クローン病をまだ知らない方に、何を伝えたいですか?
羽生さん
クローン病は、若い人が発症しやすいといわれています。また、誰がなってもおかしくない病気です。お腹の調子が治らない、熱が下がらないときがある、などの状態を放置すると、悪化したときには「時すでに遅し」となることもあります。ちょっとでも体調がおかしいな、ずっと続いているな、と思ったらすぐに病院に行くべきです。「自分は大丈夫、病気にならない」という考えは、何の根拠もないことがほとんどだと思うので。
編集部
医療関係者に伝えたいことはありますか?
羽生さん
私はクローン病になってから妊娠・出産しましたが、普通の産婦人科ではクローン病というだけで受け入れてもらえなかったと思います。幸いクローン病を治療している病院の産婦人科が受け入れてくれました。主治医の先生や産婦人科の先生、助産師さん皆さんが対応してくださったお陰で無事出産できました。感謝しかないですね。
編集部まとめ
羽生さんは腹部の症状、高熱、関節の腫れなど、日々の生活がとてもつらそうな症状から、難病であるクローン病と診断されるまでかなりつらい日々を過ごされました。症状が見られたら早めに受診で診断をつけることが大切ですし、それを職場など周囲が理解し、助け合うことも重要だと感じました。





