目の二重手術って時間が経つと元に戻るの?
美容整形の中でも多い、目の二重手術。せっかくお金や時間をかけて手術しても、元に戻ってしまったら意味がないですよね。手術を一度行えば、二重をずっとキープすることはできるのでしょうか。アジアン美容クリニックの鄭先生に聞いてきました。
監修医師:
鄭 憲(アジアン美容クリニック)
韓国の延世大学医学部卒業後、日本の医師免許を取得。東京大学医学部附属病院形成外科・美容外科に入局、同愛記念病院形成外科医長や湯河原厚生年金病院(現・JCHO湯河原病院)形成外科医長を経て、2005年にアジアン美容クリニックを開院。「きれいになりたい全ての人に貢献出来るクリニック」を理念とし、スタンダードな美容医療を患者様へ提供している。日本形成外科学会認定専門医の資格を持つ。日本美容皮膚科学会、日本肥満学会、日本抗加齢医学会ほか各学会所属。
目次 -INDEX-
埋没法と切開法の違い
編集部
美容整形の中でも、目に関する手術はやはり多いでしょうか?
鄭先生
そうですね。その中でも二重にする美容整形を望む人は多くいらっしゃいますよ。
編集部
目を二重にする美容整形には、どのような方法があるのですか?
鄭先生
二重にする方法には埋没法と切開法のふたつがあります。それぞれメリット・デメリットがあるので、患者様の希望により選んで頂いています。
編集部
それぞれについて知りたいのですが、時間が経っても戻りにくいのはどちらですか?
鄭先生
戻らないことだけに特化するのであれば、切開法だと思います。ただ文字通り、切開が必要な手術なので切ることに抵抗がある人は難しいかもしれません。
切開法の特徴とは?
編集部
切開法とは具体的にどのような美容整形なのか教えてください。
鄭先生
まぶたを切開して余分な脂肪を取り除き、縫い合わせることで二重を作る方法です。基本的に一度手術を行えば元に戻ることはありません。
編集部
それは嬉しいですね。他にメリットはありますか?
鄭先生
切開法では、目の脂肪やたるみも一緒に取り除くことができるため、スッキリとした目元にすることができます。まぶたが腫れぼったい人におすすめですね。
編集部
デメリットについても教えてください。
鄭先生
やはり切ることに抵抗がある人には、おすすめしづらいですね。手術跡はそんなに残りませんが、手術跡が気になる、痛そうなど抵抗のある人は多いと思います。
編集部
なるほど。それでも一度行えば戻らないことから、選ぶ人も多いのですか?
鄭先生
それもありますが、目のまわりにたるみがある、眼瞼下垂(がんけんかすい)の人は、埋没法には適しません。そのため、切開法で二重にする人も多くいらっしゃいます。
埋没法の特徴とは?
編集部
では埋没法はどのような方法なのですか?
鄭先生
埋没法はまぶたに糸を通し、まぶたの表側と裏側を縫合することで、くぼみをつくり二重にする方法です。つまり切開せずに二重をつくれることが最大のメリットです。切ることに抵抗のある人、特に若い人はこちらを選ぶことが多いですね。針を通すだけなので傷もなく、回復も早いのが特徴です。仕上がりも自然にできますよ。
編集部
ではデメリットはなんですか?
鄭先生
二重にするには、糸をまぶたに癒着させる必要があります。癒着がキレイに成功すれば、二重はキープされます。しかし目の形や糸の止め方など、人によっては癒着がうまくいかない場合もあります。そうすると糸が外れる、緩むなどが起こり、時間をかけて元に戻ってしまうことがあるのです。
編集部
戻ってしまったらやり直しになるのですか?
鄭先生
そうですね。再固定をおすすめしています。そんなに多くはないのですがうまく癒着しない人もいるので、切開法のように必ず一度ではとは言い切れません。
編集部
では二重の整形手術を受けたいときは、自分に合った方法を知ることが大切なのですね。
鄭先生
その通り。先ほども述べたように、目にたるみがある人に埋没法は難しいなど、適正もあります。切るのに抵抗があれば切開法は難しいでしょうし、人によって優先させたい部分も異なってきます。先生と話して、しっかりと自分に合った方法を見つけることが大切でしょう。
編集部まとめ
二重にしたいという美容整形の中でも多い悩み。切らずに済むけれど癒着次第で再手術が必要な埋没法、切るけれど再手術は不要でたるみのある人にも行える切開法。メリット、デメリットはそれぞれです。自分が納得する方法を先生と話し合い、見つけるとよいでしょう。
医院情報
所在地 | 〒110-0005 東京都台東区上野2-11-10 小島ビル3F |
アクセス | 東京メトロ千代田線「湯島駅」1番出口より徒歩1分 |
診療科目 | 美容外科 |