シミ取りレーザーで悩みを改善！機器の種類・治療の流れ・副作用・ダウンタイムについて解説

　公開日:2024/01/22

年々増えたり、濃くなっていったりするシミを取りたいと考えている方もいるでしょう。そしてそのようなシミを取り除くのに効果的な方法として知られているのが、レーザーによる施術という方法です。

レーザー施術は、シミとなっている部分に直接レーザーを照射していくことで、シミを取り除いていきます。そのため、シミ取りに高い効果をもたらすでしょう。

本記事では、レーザー施術によるシミ取りについて詳しくご紹介をしています。レーザー施術によるシミ取りに興味があるという方は、ぜひご覧ください。

監修医師：
金仁星（医師）

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大阪大学医学部卒業後、地元の病院で臨床研修修了。その後、医療法人友広会の理事に就任、同法人のAGAメディカルクリニックで勤務。
化粧品検定2級、英語発音指導士® 所有

シミ取りレーザーに使用される機器の種類は？

診察する女性医師（タブレットPC）
レーザーによるシミ取りを行う際に大切なのは、自分の体にあるシミの種類を知っておくことです。シミにはさまざまな種類があり、種類によりできた原因が異なるのです。
そして、シミと同じようにシミ取りで使用されるレーザーにもさまざまな種類があります。ここでは、シミ取りでよく使用される代表的な3種類のレーザーについて詳しくご紹介をしていきます。
シミ取りで高い効果をあげるためには、シミの種類に応じた適切な施術が重要です。シミ取りでレーザー施術を行う際は、施術を行うクリニックの医師やスタッフとよく相談をし自分のシミに適した治療法を選択するようにしましょう。

QスイッチYAGレーザー

QスイッチYAGレーザーは、シミ取りで使用されるレーザーの中でよく使われるレーザーの一つです。
QスイッチYAGレーザーの魅力は、レーザーの出力を調整できるという点でしょう。そのため、強いレーザーをシミにピンポイントに照射することが可能となり、短時間でシミの原因となっているメラニン色素を破壊できます。
またピンポイントの照射のため、シミの周りの皮膚を傷つけることもありません。QスイッチYAGレーザーは、紫外線が原因である老人性色素班と呼ばれる一般的なシミ・そばかす・あざに効果があるとされています。

ピコレーザー

ピコレーザーを使用した施術では、1兆分の1秒という超短時間、熱ではなく光の振動によるレーザーを照射していき、シミの原因となるメラニン色素を破壊していきます。
そのため皮膚へのダメージを最小限にすることができ、ダウンタイムも短く済むというのが魅力です。
またピコレーザーは、細かいシミやそばかすを取り除くことに高い効果をあげます。その他にも、刺青やあざの除去にも使われます。

レーザートーニング

レーザートーニングの魅力は、弱めの光をシャワーのように顔全体に照射することが可能であるという点です。そのため、顔全体に広がった小さなシミやくすみを取りたいという方にはおすすめでしょう。
また、肝斑と呼ばれる女性ホルモンの影響でできてしまうシミは、刺激を与えると悪化してしまう恐れがあります。そのため、QスイッチYAGレーザーのような強い刺激が魅力のレーザーでは治療をすることはできません。
しかし、そのような肝斑にもレーザートーニングは高い効果を示すとされています。肝斑がありレーザー施術がしたくてもできなかったという方には、レーザートーニングはおすすめの施術方法でしょう。

シミ取りレーザーの治療の流れ

ニキビ・肌荒れ
シミ取りに興味があるという場合は、まずは自分が通いやすいクリニックに予約を入れてみましょう。次は、シミ取りレーザーの施術をする際の一般的な流れについてご紹介をしていきます。
予約をすると、一般的にはカウンセリングの案内をされます。またカウンセリング自体は無料の場合が多いので、まずは気軽に足を運んでみるのもおすすめです。

予約

スマートフォンで電話する女性
シミ取りを行ってくれるのは、一般的に美容皮膚科・美容外科・美容クリニックなどになります。
シミ取りは、一度で取れる場合もありますが、通院をする必要がでる場合もあります。そのため予約をする際は、自分が通いやすい場所にあるクリニックなどを予約しましょう。
また、予約は最近ではネット予約が一般的ですが、すでに質問をしたいことなどがある場合は電話で予約をしてみるのも良いでしょう。

来院・カウンセリング

ビューティークリニック
予約ができたならば、予約日に来院をしましょう。シミ取りの治療の場合は、カウンセリングを行いそのまま治療へと進んでいきます。
そのため、体調不良などの場合は治療ができないこともあるので、予約日は体調万全の状態でクリニックに足を運ぶようにしましょう。
そして、来院をするとまずはカウンセリングが行われます。カウンセリングでは、シミの状態やそのシミに合った治療方法などが説明されます。
また、シミ取りは一般的に保険適用外の自由診療です。つまり費用は、治療を行う場所によって異なるということです。そのため、費用面もカウンセリングではしっかりと確認をしておきましょう。

麻酔クリームを塗る

カウンセリング後は早速施術に入ります。そのためメイクをしている方はまずはメイクを落とし、顔を清潔な状態にします。
美容系のクリニックではメイクが落とせる部屋やクレンジング用品が用意されていることが多いですが、自分のものでと思う方は持参をすると良いでしょう。
また、施術自体は時に軽い痛みを伴うことがあります。そのため、内容によっては麻酔クリームを塗る場合もあります。
一方麻酔クリームは、個人の判断でという場所もあるので痛みに弱いという方はカウンセリングで麻酔クリームの有無について確認をしておくと安心でしょう。

施術

シミ取りの施術の際はアイマスクを着用し行われます。施術自体は短時間で終わることが多いので、担当のスタッフに安心して施術を任せましょう。

クリームやテープで保護して完了

施術後は、クリームやテープで患部を保護します。また施術内容によっては施術後もメイクが可能な場合があるので、メイク道具を持参するのも良いでしょう。
施術終了後は、アフターケアについてや今後の通院が必要かどうかなどの説明があります。またその他にもダウンタイム時の過ごし方の注意点なども説明されるので、質問がある場合はしっかりと確認をするようにしましょう。

シミ取りレーザーの副作用は？

スキンケアをする若い女性
レーザーによるシミ取りは、現在では対応してくれるクリニックも多いです。また施術自体は短時間で終わることが多いため、簡単に挑戦することができるでしょう。
しかし、レーザーによるシミ取りをする際は頭に入れておかなければならないことがいくつかあります。
そして、その1つが副作用です。レーザーによるシミ取りは、個人差はありますが副作用がでるケースがあります。そのため、まずはどのような副作用がでるのかを知っておくことが大切でしょう。
また、施術前のカウンセリングでは副作用についての説明もあります。もし副作用があまりにも気になるという場合や、カウンセリングの話とは違う症状が出ているという場合はためらわずに、クリニックに問い合わせをしてみましょう。

痛み

レーザーによる施術自体は、そこまで痛みを伴わないといわれています。しかし気になるという方は麻酔クリームを塗ってもらうと良いでしょう。
また施術後に、日焼けをしたようなヒリヒリした痛みを感じる方もいます。しかし、この痛みも数日でおさまるので安心して時間が過ぎるのを待ちましょう。

赤み

レーザー施術後に、施術をした箇所が日焼けをしたように赤く腫れる方がいます。赤みは、数日でおさまることが多いです。

熱感

レーザーで施術をしたことで、日焼けをした時のように肌が熱を持っているように感じる方もいます。
こちらの副作用も数時間から数日でおさまります。しかし時間が経っても、まだ熱感を覚えるという場合は、施術を行ったクリニックに連絡をしてみましょう。

乾燥

レーザーによるシミ取りを行うと、肌は一時的にダメージを受けたような状態になります。そのため、乾燥をしているように感じる方もいるでしょう。乾燥が気になったとしても施術した箇所はあまり触らず清潔に保つようにしましょう。
また、施術後数日が経つと、施術した箇所がかさぶたとなってきます。このかさぶたも気になるからといって無理にはがしてはいけません。自然にはがれるのを待つようにしましょう。

色素沈着

レーザー施術してから約1ヶ月後に、シミが濃くなる色素沈着が起こる場合があります。色素沈着が起こるとシミが再び濃くなったように見えるのです。
しかし、これは一過性のものです。数か月経つと、自然とまた薄くなっていくので気長にシミがなくなるのを待ちましょう。

シミ取りレーザーのダウンタイムはどれくらい？

肌トラブルに悩む女性
レーザーによるシミ取りには、肌が元の状態に戻るまでの期間であるダウンタイムが必要となります。そしてその期間は通常は1週間から10日ほどとされています。
レーザーによる施術の場合、施術後に保護テープを貼ることが多いです。そして保護テープが取れるのは大体1週間ほどです。
また、保護テープを貼っているとシミがあった部分がかさぶたになることがあります。かさぶたは無理に取ろうとしてはいけません。多くの場合、保護テープを取る時に一緒に取れます。
そしてかさぶたが取れた時、肌がシミのない状態になっているとシミ取りの施術は成功ということになるでしょう。そしてこの状態になるまでに10日ほどかかるとされています。
しかし中にはこれ以上ダウンタイムが必要なケースもあります。それが色素沈着が起きてしまった場合です。
色素沈着とは一度シミがない状態になったのにも関わらず、再び施術をした部分がまたシミのようになってしまうことを指します。
そして色素沈着が起こると、元の状態に戻るまでそこからまた数ヶ月ほど時間が必要となります。そのため、レーザーによるシミ取りのダウンタイムは、個人差があるといえるでしょう。

シミ取りレーザー後の過ごし方の注意点

日傘をさす女の子
レーザーでシミ取りを行った後は、今まで以上に日焼けに気を付けましょう。しかし患部は、保護テープを貼っている場合などは日焼け止めなどを直接塗ることはできません。
そのため帽子をかぶる、日傘をさすなどをして日焼け対策を行うようにしましょう。
また、患部が気になるからといって、あまり触りすぎるのも良くありません。施術後の紫外線と摩擦はシミを再発させてしまう恐れがあります。せっかくきれいにした肌を保つためにも施術後の過ごし方には気をつかうようにしましょう。

シミ取りレーザーがおすすめなのはこんな人

美容・スキンケア・保湿・ビューティー（困る）
シミは、紫外線などの影響で誰にでもできてしまうものです。しかし、できる箇所や大きさなどには個人差があるとされています。
年々増えていくシミが気になる、周りの友人より自分のシミが多いのが気になるといった方にはレーザーによるシミ取りがおすすめでしょう。
また、シミ取りはレーザーの他にも飲み薬や塗薬などでも対策ができます。しかし、レーザーに比べると効果はあまり高くないとされています。
そのため、今までレーザー以外の方法を試したけれども、シミが消えないという方にもレーザー施術はおすすめといえるでしょう。
昨今ではレーザーによるシミ取りといっても、さまざまな方法があります。それゆえ、自分のシミに適した施術方法を選ぶこともできるでしょう。
レーザーによるシミ取り施術が気になるという方は、まずは通えそうなクリニックのカウンセリングに足を運んでみてはいかがでしょうか。

シミ取りレーザーを受けるクリニックの選び方

美容外科クリニック
シミ取りを行ってくれるのは、美容系のクリニックとなります。そのため探してみると多くの場所でレーザーによるシミ取りをしてくれていることが分かるでしょう。
また通うクリニックを選ぶ際は、まずはネットで情報を集め自分に適していると感じた場所を選ぶと良いでしょう。そしてその際は、施術方法・アフターケア・再発した際の対応・費用などを確認しておきましょう。
特にシミ取りは、再発の可能性がゼロではありません。また一度では取り切れないこともあるでしょう。
そのため、再発した場合や一度で取り切れない場合の対応なども事前に聞いておくと安心です。自分でまずは情報を集め、通いやすそうと感じたクリニックを見つけ予約を入れてみましょう。