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ドライアイの主な原因や治療方法は?症状・ドライアイのIPL治療についても解説

 更新日:2024/06/14
ドライアイの主な原因や治療方法は

目が疲れていたり、目薬をさしてもすぐ乾いたりドライアイに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

近年ではスマートフォンやパソコンなどの液晶画面の操作やエアコンに当たる時間が長くなっていることで、ドライアイに悩む人が増えています。

この記事では、ドライアイに悩む人のために原因・症状・治療方法を解説していきます。

ドライアイを放置していると身体の不調や角膜の損傷につながってしまうので、目に違和感を覚えたら早めに眼科を受診しましょう。

遠藤 要子

監修医師
遠藤 要子(長後えんどう眼科)

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この度ゴールドエイジ藤沢にて 「長後えんどう眼科」を開院することになりました。
今までの病院勤務での経験を踏まえ、こらからは皆様のホームドクターとして、地域に密着した医療を目指して参ります。 お気軽にご相談ください。
どうぞ宜しくお願い致します。

ドライアイの主な原因は?

ドライアイの主な原因
ドライアイは老若男女問わず、誰にでも起こりうる目の病気です。以下に当てはまっている人は、ドライアイになる可能性が高いといえます。

加齢

ドライアイは高齢者にも多い症状です。加齢によって涙の量が減少したり涙の成分が変化したりすると、ドライアイを発症します。疫学研究では60歳以上になると73%がドライアイを発症しているとの結果が出ているので、高齢者に身近な目の病気といえるでしょう。
涙の量や涙の成分以外にも、加齢により涙膜の異常と眼表面などを結ぶ感覚神経や運動神経の機能が衰えてしまうことも原因です。涙には抗酸化・抗炎症作用のある成分が含まれていますが、加齢に伴って減少していきます。これらの成分は、紫外線などのダメージや目の充血を抑えるために欠かせません。目への刺激から守るためにも、補う必要があります。特に女性は更年期になるとエストロゲンの量が減少することで潤い不足に陥りやすく、ドライアイになる人が多い傾向にあります。

画面を見続けるなどのライフスタイル

近年ではパソコン・スマートフォン・ゲーム機器といったIT機器を仕事やプライベートで使用する機会が増えています。使用時に集中していると瞬きの頻度が減ってしまい、目が乾燥することが原因でドライアイになる人が若い人にも増えています。
また、ディスプレイを見ているときは瞼裂幅が大きくなり涙の蒸発量が増えるので、より目が乾くと感じやすいでしょう。特にオフィスワークの人は、パソコンの位置を低く設置したり、瞬きを意識的に増やすようにしたりと対策してください。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の使用を控えるデジタルデトックスもおすすめです。

空調や湿度などの生活環境

エアコンや扇風機など空調の風が直接顔に当たっていると目が乾いてドライアイになってしまいます。また、冬場の暖房は室内の湿度が下がり乾燥しやすくなるので、湿度にも注意しましょう。湿度は40〜70%を保てるように、加湿器の併用がおすすめです。
室内の温度や湿度の管理も大切ですが、手持ちの扇風機にも注意しましょう。暑い日が続くと移動中に手持ち扇風機を利用する人が多いです。使用自体に問題はありませんが、使用方法に注意しましょう。顔に近づけた状態で使用すると目が乾いてしまうので、使用するときは直接目に当てず首元あたりに下向きに当てるようにすることが大切です。

コンタクトレンズの装用

コンタクトレンズを装用していると、涙の膜が薄くなってしまいます。また、コンタクトレンズが涙をはじいて目が潤いにくい状態になり、ドライアイが発症しやすくなります。
目が潤いにくい状態だと、瞬きの度に摩擦が起きて角膜が傷つき悪化していきます。そのため、目を潤わせることが大切です。
コンタクトレンズは空気中のほこりなどで汚れやすく、汚れによってゴロつきが気になってしまいます。このコンタクトレンズの汚れも涙の膜を不安定にするので、洗ったり目薬をしたりして対策してください。また、目を擦ることは角膜を傷つけることになるので、注意しましょう。

ドライアイの治療方法

ドライアイの治療方法
ドライアイの治療方法は、点眼治療・外科的治療・内科的治療・環境因子の改善があります。点眼治療では抗炎症成分配合や涙の不足成分を補充するなど、目の状態に合わせた目薬が処方されます。軽度な状態だと市販の目薬でも緩和されますが、しっかりとした治療をするには眼科で処方してもらいましょう。
外科的治療は点眼薬では治療できない場合に行う方法です。涙点プラグやシリコン製のプラグを装着して涙点閉鎖処置をすることで、涙液の持続性が維持できます。
涙腺が機能しているなら涙液分泌を促す内科的治療を検討しましょう。内科的治療は薬を服用するため副作用が出る可能性があります。医師と相談しながら服用しましょう。
環境因子の改善では、毎日長時間コンタクトレンズを装着せず目を休める日を作ったり、エアコンを付けるときは加湿器を併用したりしてドライアイを悪化させないようにしましょう。

ドライアイの主な症状は?

ドライアイの主な症状
ドライアイは目が乾く以外にもさまざまな自覚症状があります。ここからは5つの項目に分けて詳しく解説するので、自分の症状に当てはまっていないか確認しましょう。

目が乾く・ゴロゴロする・痛い

目が乾くと感じる人の中には、お風呂など湿度が高い場所にいると目の乾きが楽になると感じる人もいるでしょう。このような人は、乾燥している場所たばこの煙や排気ガスなどで空気が汚れている場所では目が乾くと感じます。
目にほこりやまつ毛など異物が入っていないのにゴロゴロしたり痛いと感じたりする場合は、目が乾燥しているのが原因です。目が乾燥していると角膜が栄養不足に陥りこれらの症状が出てしまうので、栄養を摂る前に目に潤いを与えましょう。

目がかすむ・疲れる

目が乾燥して涙液量が不足すると、目全体に均等に涙が行き渡らず不安定になることでかすんで見えてしまいます。また、乾燥によって角膜が傷ついている可能性もあります。ドライアイと診断された人の71%は眼精疲労の自覚があるという結果も出ています。これは目を保護する役割の涙が十分に出ていないため目に負担がかかっているからです。
しかし、目の疲れはドライアイか目の使いすぎなのか自己判断はできません。疲れ目の症状が出たらドライアイの可能性もあるので、眼科を受診してください。放置してしまうと症状がさらに悪化してしまう可能性が高まります。

光をまぶしく感じる

ドライアイになると角膜知覚が過敏になり、光が通常よりも眩しく感じたり痛いと感じたりします。また、角膜には光を眼球内に伝達させて屈折させる働きがあります。涙液量が不足しているとこの働きが正しく作用しません。涙が均等に角膜に行き渡らないと表面が凸凹になり、光が通常通りの屈折をしないのです。そのため、ドライアイになる前と比べると光をまぶしく感じてしまうでしょう。
ドライアイが進行していくと外出時にサングラスが手放せなくなることもあります。点眼薬や涙点プラグで涙を溜めるような治療が必要になるでしょう。

目が赤くなる

目の充血はドライアイによって目の血管が拡張することで起こる症状です。角膜が傷ついたり目が乾燥したりすることで目を回復させようと働きます。これにより酸素やその他の栄養素を目に届けようとする働きが活発になるのに加え、白目のため血管がわかりやすく充血したと感じるでしょう。
目の赤さはドライアイだけでなく睡眠不足や目の使い過ぎが原因になることもあります。そのため、ドライアイかそうでないかに関わらず、適度に目を休ませることを心がけましょう。目が充血した時に温めると血管がさらに拡張するので、冷やして血管を収縮させると落ち着きます。

涙・目ヤニが出る

ドライアイでも涙が出ることがあります。これは涙液不足に対して、体が涙を出すよう指示を出し多量に出すためです。ただ、この涙は角膜にとどまることができません。そのため、涙が出てしまうのです。起床時に目の周りについた少量の目ヤニであれば問題ありません。しかし、量が多かったり日中も目ヤニが出たりするなら病気の可能性があります。
目ヤニは黄色のドロッとしたものなら細菌やカビ、量が多く膿のようなら淋菌が原因です。サラサラとしているならウイルス、透明や白色ならドライアイやアレルギー性のものなので、自分の目ヤニがどのタイプか確認しましょう。

ドライアイのIPL治療とは

ドライアイのIPL治療
ドライアイの治療には点眼薬のイメージが強いですが、IPL治療が施されることもあります。ここでは、IPL治療がどのような治療なのかを紹介するので治療方法の1つとして検討してみてください。

マイボーム腺周辺にIPLと呼ばれる光を照射する治療

IPL光治療のことで、マイボーム腺の機能が働かなくなっていることが原因のドライアイに効果的な治療方法です。施術を受けた81%の人が自覚症状が改善したと実感しています。施術回数はドライアイの症状によって異なるので、医師に相談しましょう。
施術前はノーメイクでないといけませんが、施術後は日焼け止めやメイクをしても問題ありません。
また、一時的な副作用として皮膚がデリケートな方はまれに浅達性熱傷によるヒリヒリ感や強めの赤みを生じることがあります。

マイボーム腺の詰まりを解消・炎症を改善・涙の油層を正常化

涙液量を増やすためには脂分が欠かせません。この脂分を分泌する働きがあるのがマイボーム腺ですが、機能不全に陥るとドライアイになる原因となります。このマイボーム腺周辺に光を当て活性化させることで正常に戻り、涙の成分バランスを整え乾燥しにくい目になります。
また、マイボーム腺の詰まりによって引き起こされていた炎症も改善するので目の違和感がなくなるでしょう。涙の油層も正常化するので涙が蒸発しにくくなり、目の乾きが改善されます。

しかし、IPL治療はドライアイの原因がマイボーム腺機能不全の状態以外は効果が期待しにくいです。また、リスクとしては治療直後に肌の赤み、ヒリヒリ感が生じることがありますがすぐに治まることが多いです。
なお、IPL治療は保険適用ではありません。費用相場は、1回4,000~8,000円(税込)程です。

ドライアイでお悩みなら長後えんどう眼科にご相談を

長後えんどう眼科待合室
長後えんどう眼科では、ドライアイに有効なIPL治療ができます。また、症状に合わせ、患者さんに寄り添った治療を実施しています。

希望や生活スタイルに合わせた納得できる治療を実施

長後えんどう眼科院内の検査機器
長後えんどう眼科は、施術を受ける側の希望や施術後の生活に悪影響が出るような治療は実施しません。患者さんの気持ちを一番に考えて症状に対してできる施術を説明した上で、不安を取り除いてから施術を行います。

どんな些細なことでも不安なことがあれば診察時に尋ねれば、しっかりと診察してから説明をしてくれるので安心して治療が受けられます。

ドライアイの自覚症状の改善が期待できるIPL治療器M22を導入

長後えんどう眼科ではIPL治療器M22を導入しており、特殊な光を当ててマイボーム腺の詰まりを解消します。継続的に治していく方法ではなく、1度で完治させる治療法です。

また、乾燥による充血にも一定の効果があるため、乾燥性の結膜炎であるドライアイに効果的な方法といえるでしょう。この治療法で、涙の一番外側で水分を蓄える油層の働きが通常通りに戻ります。

ドライアイに悩んでいる方は、一度受診してみてはいかがでしょうか。

長後えんどう眼科のIPL治療についての詳細はこちら

長後えんどう眼科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

藤沢市 長後駅より 徒歩3分

神奈川県藤沢市長後706 ゴールドエイジ藤沢 1F

診療時間
9:00~12:30
14:30~18:00

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