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  • 消化器内科東京都杉並区

    北山 尚也 先生

    荻窪かえでクリニック

    北山先生

    資格
    ・日本消化器病学会専門医
    ・日本外科学会認定登録医
    ・日本医師会認定産業医

    順天堂大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院第二外科入局、都内の病院勤務後、2013年、東京都杉並区に「荻窪かえでクリニック」を開院。

今回のホームドクター

今回は、「おおくら内科」の大蔵先生が推薦する、「荻窪かえでクリニック」の北山先生にお話を聞いてきました。北山先生の「人となり」や「治療に対する想い」を深堀りしてきたので、ぜひ医院選びの参考にしてください。

『医師が選ぶホームドクターズ』とは?

大蔵先生

推薦ドクター消化器内科

大蔵 隆一 先生

おおくら内科

「荻窪かえでクリニック」の北山先生とは大学時代からの付き合いがありますが、外科医の気の強いイメージとは正反対で、親身に話を聞いてくれる温かみのある性格の先生です。患者さんに対して細かい配慮や気遣いができるのはもちろんのこと、診るところはちゃんと診る、「実力が裏付けられた優しさ」が伝わってきます。クリニックの立地も荻窪駅から近いので通いやすく、機材などの設備的にも申し分ないです。その上で北山先生の性格と腕なら心配はないと思います。

ホームドクターにインタビュー

ルーツは「人の役に立つ」

まず、どうして医師という道を目指したのでしょう?

幼少期は獣医になりたかったのですが、開業医である父の影響もあって医師を目指すという方向に変わっていきました。父の姿を見て、人に頼られる職業に就きたいというのが、ひとつのきっかけになったかも知れません。

北山先生は主に消化器系の中でも、専門は外科なんですよね? どうして外科を?

開業医の父も外科医だったので、子どもの頃は「医者=外科医」というイメージがありました。当時は手術することが医者の仕事だと思っていたので、内科という選択肢はありませんでした。

開業した経緯についても、簡単に教えてください。

大学病院で10年ほど勤務した後、大学の先輩の勤務している病院に就職しました。実のところ、もともと開業は頭にありませんでしたが、勤務先の病棟が閉鎖するのを機に、開業も選択肢のひとつになりました。その後、ほかの病院に勤務するのですが、家に近い荻窪駅付近に現在の建物が建つ情報を得たことや、職場の内情の都合が色々があったことなどのタイミング重なり、「荻窪かえでクリニック」を開業するに至りました。当時、クリニックの立地にこだわりはなかったのですが、患者さんに駅チカで通いやすいとご好評をいただいています。開業してから、立地の良さに気づきました。

どういった患者層が多いのですか?

老若男女を問わず来ていただいていますが、クリニックが駅から近いので、住宅街にあるクリニックに比べると患者さんの年齢層は比較的若めだと思います。特に、午前中からお昼にかけては30~50代の主婦層、夕方以降はサラリーマンの患者さんが多い印象です。バス停もクリニックの目の前になるので、お年寄りの方も通いやすいとの声もいただいています。

その中で、どんな相談をよく受けますか?

やはり、「お腹に関する相談」が半分くらいを占めています。原因は人それぞれ違うので、お話を聞きながら状態を判断しています。ほかには、定期的に血圧やコレステロールの薬をもらいに来たり、時々、外傷を負った人も来院されたりしますね。些細なお悩みでも、気軽に相談しに来る患者さんは多いですよ。我々も、そういった相談しやすい環境作りを心がけています。

患者さんに心地良く話してもらう

北山先生の中で、クリニックのこだわりはありますか?

ホテルのような清潔感のある空間が基本です。患者さんに居心地がいいと思ってもらうため、常に室内をキレイにするようスタッフにも徹底させています。

診療面で意識していることはありますか?

診療については、相談しやすい環境づくりを心がけています。お腹の痛みにしても、その人によって原因や背景が異なります。なので、そこを話してもらえるように、いきなりこちらから話を進めるのではなく、はじめは聞き手に回るよう意識しています。事務的に薬だけ処方するよりも、ちょっとした雑談も交えて普段の生活についても聞くようにしていますね。

大蔵先生曰く、外科の先生は気が強い性格の人が多いイメージですが、北山先生は「おだやか」な性格と仰っていました。やはり、自分でもそう思いますか?

自分ではそこまで穏やかとは思っていないんですけどね。先ほど話したとおり、聞き手に回ることは多いですが、伝えるべきことは説明するようにしています。

なるほど。実際に、大蔵先生も北山先生に安心して患者さんを紹介できるとのことでした。患者さんに対して、物腰柔らかに説明してくれる優しい人柄には助かっていたそうです。患者さんと話す際に、そういったことは意識していますか?

なるべく患者さんの言葉で話してもらうように心掛けています。ただ「お腹が痛い」と言われるより、「お腹がチクチクする」と言われたほうが、イメージしやすいですからね。なので、なるべく患者さんに喋ってもらうようにしています。また、初診では、できるだけコミュニケーションを図るようにしています。

「治す」よりも「良くする」

ほか、治療の際はどういった想いで臨んでいますか? 信条などがあれば教えてください。

「クリニックに来る前よりも、良くなってほしい」という想いは常にあります。痛みなどの症状以外の部分でも、心配が軽くなったり、不安が減ったりしてもらえれば、こちらとしても嬉しい限りです。

そもそも、病院ってしょっちゅう行くものでもありませんしね。そこで「せっかく来たのに納得いかない」と思いたくないです。

たとえその場で病気が治らなくても、病気の原因が判明して不安が軽くなれば、気持ちが楽になりますよね。もちろん、治すことが我々医師の役目ですが、お腹の不調の場合は1回の診療で改善しないケースもよくあります。一発で治らなくても、次に来たときには前よりも症状が軽くなるように、治療やお薬の処方などのサポートをしています。そういった患者さんにとっての満足度は、常に追求しています。

たしかに、「前よりも良く」なれば、安心しますね。ズバリ、北山先生にとって一番のやりがいはなんでしょうか?

やはり、患者さんの症状が軽くなってくれることが一番です。治っていることがベストですが、患者さんそれぞれが来院する前より良くなったと喜んでくれる姿は嬉しい限りです。外科手術だと明確に「治った」となりますが、そうでなければ治ったかどうかは患者さんの判断になるんですね。体に病気がなくても、症状が出ることはよくにありますからね。はたして、それを治したと言っていいのか。そこが個人的には引っかかります。なので、患者さんの症状を「治すよりも、良くする」ことにやりがいに感じます。診察が終わったときには、ホッとして帰ってもらいたいですね。

ありがとうございます。最後に、患者さんへメッセージをお願いします。

なにか心配なことがあれば、どんな些細なことでもいいでとにかく相談してください。特にお腹の異常に関しては、病院に行くべきか迷う症状もあります。ひとりで悩み続けるよりも、相談したほうが解決の糸口が見つかるかもしれません。「良くする」ための適切な判断を下すので、なんでも気軽に話してくださいね。

編集部まとめ

インタビューを通じて、北山先生の患者さんに対する想いが伝わりました。特に、「治すよりも、良くする」という言葉が印象に残りました。患者さんと会話を重ねて、痛み以外の不安まで取り除く北山先生の性格は、推薦コメントをいただいた大蔵先生の言うとおりでした。お腹の痛みは人それぞれ異なるため、少しでも不安があれば相談するように心がけるといいでしょう。

北山先生のホームドクター

この記事の監修医師