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【おすすめ10選】LDLコレステロールが高い人でも食べてOK! 賢い「おやつ」の選び方

 公開日:2026/04/29
【おすすめ10選】LDLコレステロールが高い人でも食べてOK! 賢い「おやつ」の選び方

「LDLが高いから、おやつは我慢しなければ」と感じていませんか? じつは、おやつの選び方次第で、食生活改善を無理なく続けるための心強い味方にもなります。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が少なく、食物繊維や良質な脂質を含むおやつをコンビニやスーパーで手軽に選ぶコツと、具体的なおすすめ10選を分かりやすくご紹介します。

本多 洋介

監修医師
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)

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群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。

悪玉コレステロール(LDL)が高い方でも安心して食べられるおやつの選び方

LDLが高めの方にとって、「おやつは我慢しなければならない」という考えは大きなストレスになりがちです。しかし、おやつを完全に断つ必要はありません。むしろ、賢く選ぶことで、食事全体の脂質バランスを整え、空腹感を紛らわし、食生活改善を長続きさせる味方にもなります。

おやつがLDLに影響する理由

間食として一般的に食べられる「おやつ」には、残念ながら飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含むものが少なくありません。市販のクッキー、ケーキ、ドーナツ、パイ、スナック菓子などは、風味や食感を良くするためにバター、ショートニング、ラードなどが多用されています。これらを習慣的に摂取することが、知らず知らずのうちにLDLを上昇させる一因となっている可能性があります。

また、糖質の過剰摂取も間接的にLDLに影響します。チョコレート菓子や甘い清涼飲料水、菓子パンなどを摂りすぎると、中性脂肪が上昇しやすくなります。中性脂肪が高い状態では、LDL粒子がより小さく、より酸化されやすい「スモールデンスLDL」という超悪玉コレステロールが増加することが知られています。このスモールデンスLDLは血管壁に侵入しやすく、動脈硬化をより強力に促進するため、糖質のコントロールもコレステロール管理において見逃せない重要な要素です。

LDL管理に向いているおやつの特徴

LDLが高い方でも罪悪感なく楽しめるおやつには、以下のような共通の特徴があります。

・飽和脂肪酸・トランス脂肪酸が少ない、または含まない
・食物繊維や良質な脂質(不飽和脂肪酸)を含んでいる
・砂糖や精製された炭水化物が少なく、素材そのものの味を生かしている

具体的なおやつの例については、次の章でさらに詳しく紹介します。おやつを「敵」と見なすのではなく、「賢い選択肢」と捉え直すことで、LDL管理と日々の楽しみを無理なく両立させることができます。

悪玉コレステロール(LDL)が高い方におすすめのおやつ10選

LDLの管理を意識した食生活の中で、おやつの選択は意外と重要な役割を担います。ここでは、LDLが気になる方に向けて、コンビニやスーパーで手軽に入手でき、日常的に取り入れやすいおやつを具体的に10種類紹介します。

食物繊維・良質な脂質を含むおやつの選択肢

以下のおやつは、LDL管理に配慮しながら、栄養補給もできる優れた選択肢です。

1、素焼きナッツ(アーモンド・くるみ)
不飽和脂肪酸、ビタミンE、食物繊維が豊富。塩や油で加工されていない「素焼き」を選びましょう。1日片手一杯(20〜25粒程度)が目安。

2、ダークチョコレート(カカオ70%以上)
カカオポリフェノールには抗酸化作用があります。カカオ含有率が高いものほど糖分が少なく、少量で満足感を得やすいです。1日2〜3かけ程度に。

3、果物(りんご・柑橘類・ベリー類)
水溶性食物繊維のペクチンやビタミン、ポリフェノールが豊富。季節の果物をそのまま食べるのがベストです。

4、無糖ヨーグルト(プレーン)
タンパク質とカルシウムを補給でき、腸内環境を整える効果も。果物や少量のナッツをトッピングするのもおすすめです。

5、素焼き大豆・枝豆
大豆タンパク質、イソフラボン、食物繊維を手軽に摂取できます。腹持ちも良いのが特徴です。

6、干し芋・焼き栗
自然な甘みがあり、食物繊維が豊富で脂質がほとんど含まれません。満足感も高いおやつです。

7、無調整豆乳
大豆イソフラボンを手軽に摂取できます。砂糖や香料が添加されていない「無調整」タイプを選びましょう。

8、オートミールクッキー(手作りまたは市販のヘルシーなもの)
水溶性食物繊維β-グルカンが豊富。手作りする際は、バターの代わりにオリーブオイル、砂糖の代わりに果物を使うとさらに健康的です。

9、おしゃぶり昆布・海苔
低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富。口寂しいときにぴったりです。

10、ゆで卵
タンパク質が豊富で腹持ちが良く、糖質が少ないため血糖値の急上昇を抑えます。ただし卵1個には約210mgのコレステロールが含まれるため、食べる場合は他の食事でコレステロールを控えるなどの工夫が必要です。

おやつの量と食べ方のポイント

どんなに身体に良いおやつでも、食べ過ぎは禁物です。1日のおやつの摂取カロリーは150~200kcal以内を目安にすると、3度の食事のバランスを崩さずに済みます。例えば、アーモンドなら約20粒、りんごなら中1/2個、ダークチョコレートなら3~4かけ程度がこの範囲に収まります。

また、おやつを食べるタイミングも工夫しましょう。空腹感が最も強くなる夕食前ではなく、昼食と夕食の中間である午後3時頃に摂るのが理想的です。この時間帯は、食べたものがエネルギーとして消費されやすく、脂肪として蓄積されにくいとされています。計画的におやつを摂ることで、夕食のドカ食いを防ぐ効果も期待できます。おやつを「楽しみ」として維持しながら、食品の選択と量、時間を意識することで、LDL管理を無理なく、そして楽しく続けることができます。

まとめ

悪玉コレステロール(LDL)の改善には、食物繊維・良質な脂質・大豆製品などの食品選択と、飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の摂取を控えることが基本となります。薬を使わずに改善できるケースもありますが、自己判断は危険を伴うため、必ず医師との相談を経て判断することが大切です。おやつも工夫次第でLDL管理の味方になります。まずはかかりつけの内科・循環器内科で数値を確認し、自分に合った対策を始めてみてください。

この記事の監修医師