ダイエット中の強い味方! 「水ようかん・葛餅」が最強と言われるワケ【医師解説】

和菓子は日本の伝統的な甘味として広く親しまれていますが、健康への影響については様々な意見があります。洋菓子に比べて脂質が少ないといわれる一方で、糖質が多く含まれているため、ダイエットや糖尿病が気になる方には注意が必要です。本記事では、和菓子が持つ健康効果や栄養面での特徴、カロリーや糖質の実態、そして糖尿病や肥満との関係について、専門的な視点から詳しく解説します。和菓子を楽しみながら健康的な生活を送るための知識を深めていきましょう。

監修医師:
井筒 琢磨(医師)
2014年 宮城県仙台市立病院 医局
2016年 宮城県仙台市立病院 循環器内科
2019年 社会福祉法人仁生社江戸川病院 糖尿病・代謝・腎臓内科
所属学会:日本内科学会、日本糖尿病学会、日本循環器学会、日本不整脈心電図学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本心エコー学会
和菓子とダイエット・肥満:体重管理との関係
体重管理を意識している方にとって、和菓子との付き合い方は重要なテーマです。適切な知識を持つことで、無理なく調整することができます。
和菓子が体重に与える影響
和菓子は脂質が少ないものの、糖質を多く含むため、エネルギー源としては十分なカロリーがあります。摂取したエネルギーが消費されずに余ると、体脂肪として蓄積され、体重増加につながります。特に、日常的に和菓子を食べる習慣がある場合、その分のエネルギーが積み重なり、気づかないうちに体重が増えていることがあります。例えば、毎日大福1個(約220kcalを余分に食べ続けた場合、1ヶ月で約6,600kcalの過剰摂取となり、計算上は、約1ヶ月で1kg弱(約900g程度)の体脂肪蓄積に相当するエネルギー量となります。(※体脂肪1kg=約7,200kcalで換算)また、和菓子に含まれる糖質は、前述のようにインスリンの分泌を促し、脂肪の蓄積を助ける働きがあります。そのため、体重管理を行う際には、和菓子の摂取頻度と量をコントロールすることが必要です。
ダイエット中の和菓子との付き合い方
ダイエット中でも、完全に甘味を我慢する必要はありません。むしろ、適度に楽しむことで、ストレスを軽減し、長続きするダイエットにつながります。和菓子を選ぶ際は、比較的カロリーや糖質が少ないものを選ぶとよいでしょう。寒天を使った水菓子や葛餅、水ようかんなどは、カロリーが控えめです。また、食べる量を調整することも大切です。1個全部を食べるのではなく、半分にして楽しむ、あるいは誰かと分け合うといった工夫が考えられます。食べるタイミングも重要で、活動量の多い日中に食べることで、摂取したエネルギーを消費しやすくなります。夜遅い時間帯は避けるほうが賢明です。また、和菓子を食べた日は、ほかの食事で糖質を減らす、運動量を増やすといった調整を行うことで、全体のエネルギーバランスを保つことができます。
まとめ
和菓子は日本の伝統的な食文化であり、適切に楽しむことで生活に彩りを加えることができます。一方で、糖質が多く含まれているため、健康管理においては注意が必要です。本記事で紹介したように、カロリーや糖質、脂質の特徴を理解し、自分の健康状態や目標に合わせて摂取量や頻度を調整することが大切です。特に糖尿病や肥満が気になる方は、医療機関と相談しながら、安全に楽しむ方法を見つけてください。和菓子を完全に避けるのではなく、賢く付き合うことで、心身ともに豊かな生活を送ることができるでしょう。気になる症状がある方や、食生活について不安がある方は、専門医や管理栄養士への相談をおすすめします。
参考文献


