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日本は表示義務なし!? 管理栄養士が教えるトランス脂肪酸を避ける「3つの危険ワード」

 公開日:2026/04/08
食品表示の見方と選び方

トランス脂肪酸の摂取を減らすためには、食品を購入する際に表示を正しく読み取る力が求められます。日本では含有量表示が義務化されていませんが、原材料名を確認することである程度推測することが可能です。「マーガリン」「ショートニング」「部分水素添加油脂」といった表記がある食品は注意が必要であり、外食時にも油脂の使用状況を意識することが大切です。賢い選択を積み重ねることで、長期的な健康維持につながります。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

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帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

食品表示の見方と選び方

トランス脂肪酸の摂取を減らすためには、食品を購入する際に表示を正しく読み取る力が求められます。日本の食品表示制度を理解し、賢い選択をしていきましょう。

原材料表示の確認ポイント

日本では、トランス脂肪酸の含有量表示は義務化されていませんが、原材料名を見ることである程度推測できます。「マーガリン」「ショートニング」「加工油脂」といった表示がある場合は、トランス脂肪酸が含まれている可能性があります。特に「部分水素添加油脂」という表記がある場合は、トランス脂肪酸が多く含まれていると考えられます。原材料は使用量の多い順に記載されるため、これらが前方に記載されている食品は避けるか、摂取頻度を減らすことが望ましいでしょう。また、「トランス脂肪酸ゼロ」や「トランス脂肪酸フリー」と表示されている商品を選ぶのも一つの方法です。ただし、完全にゼロではなく一定量以下であれば表示できる場合もあるため、過信は禁物です。

外食での注意点

外食やテイクアウトでは、食品表示を確認することが難しいため、別の視点での注意が必要です。揚げ物が多いメニューや、油脂を多く使用した料理は、トランス脂肪酸の摂取量が多くなる可能性があります。特にファストフード店やチェーン店では、店舗によってはコスト削減のために安価な加工油脂が使われている可能性があります。一方で、近年は健康志向の高まりを受けて、トランス脂肪酸フリーの油に切り替える店舗も増えています。可能であれば店舗のウェブサイトなどで使用油脂の情報を確認したり、直接問い合わせたりすることも有効です。また、揚げ物の頻度を減らし、蒸し料理や焼き料理、煮物を選ぶことで、自然とトランス脂肪酸の摂取を抑えることができます。

まとめ

トランス脂肪酸は「食べるプラスチック」という強烈な表現で語られることがありますが、化学的にはまったく異なる物質です。しかし、健康への悪影響は科学的に証明されており、特に心血管疾患のリスクを高めることが明らかになっています。日本人の平均摂取量は国際基準を下回っていますが、加工食品を頻繁に摂取する方は注意が必要です。原材料表示を確認し、ショートニングなどの加工油脂を多く含む食品を避けること、揚げ物の頻度を減らすこと、そして良質な脂質を含む食材を積極的に取り入れることが、健康維持につながります。過度に不安になるのではなく、正しい知識に基づいて日々の食選択を見直していきましょう。気になる症状がある場合や、食生活の改善について相談したい場合は、医療機関や管理栄養士に相談することをおすすめします。

この記事の監修管理栄養士

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