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「脳卒中」を防ぐカギは日々の血圧管理にあり。専門医が教えるリスク軽減の基礎知識

 公開日:2026/03/18
「脳卒中」を防ぐカギは日々の血圧管理にあり。専門医が教えるリスク軽減の基礎知識

脳卒中の発症には生活習慣が深く関係しています。高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、動脈硬化を進行させる大きな要因です。また、喫煙や過度な飲酒、肥満、運動不足といった習慣も脳卒中のリスクを高めることが知られています。これらは日々の生活を見直すことで改善できる可能性があります。ここでは脳卒中リスクを高める生活習慣と、予防のために意識したいポイントを解説します。

田頭 秀悟

監修医師
田頭 秀悟(たがしゅうオンラインクリニック)

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鳥取大学医学部卒業。「たがしゅうオンラインクリニック」院長 。脳神経内科(認知症、パーキンソン病、ALSなどの神経難病)領域を専門としている。また、問診によって東洋医学的な病態を推察し、患者の状態に合わせた漢方薬をオンライン診療で選択する治療法も得意としている。日本神経学会神経内科専門医、日本東洋医学会専門医。

生活習慣と脳卒中リスク

脳卒中の発症リスクは、日々の生活習慣と密接に関係しています。改善可能な要因を知り、実践することで予防効果が期待できます。

高血圧・糖尿病・脂質異常症

高血圧は脳卒中の最大の危険因子です。血圧が高い状態が続くと、血管壁に常に強い圧力がかかり、動脈硬化が進行しやすくなります。特に収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の状態が続く場合は、適切な治療が必要です。家庭での血圧測定を習慣化し、数値を記録することで、自分の血圧変動パターンを把握できます。
糖尿病も動脈硬化を促進する重要な要因です。高血糖状態が続くと血管内皮が障害され、血管が傷つきやすくなります。また、脂質異常症では、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)や中性脂肪が高く、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が低い状態が、動脈硬化のリスクを高めると考えられています。これらの疾患は自覚症状がないことが多いため、定期的な健康診断での数値確認が欠かせません。

喫煙・飲酒・肥満

喫煙は脳卒中リスクを約2倍に高めるといわれています。タバコに含まれる有害物質が血管を収縮させ、血液を固まりやすくし、動脈硬化を進行させます。禁煙することで、このリスクは時間とともに低下していくことが報告されており、何歳から始めても遅すぎることはありません。
過度な飲酒も脳卒中リスクを上昇させます。適量とされるのは、日本酒換算で1日1合程度までとされていますが、個人差もあるのであくまでも目安です。肥満、特に内臓脂肪が蓄積したメタボリックシンドロームの状態では、高血圧や糖尿病、脂質異常症を合併しやすく、複合的にリスクが高まります。適切な体重管理と定期的な運動習慣が予防につながります。

まとめ

脳卒中は発症すると生命に関わり、重大な後遺症を残す可能性がある疾患ですが、前兆を見逃さずに早期発見・早期治療を行うことで、予後を大きく改善できます。また、生活習慣の見直しや基礎疾患の適切な管理により、発症リスクを減らすことも可能です。少しでも気になる症状があれば躊躇せずに医療機関を受診し、定期的な健康診断で自分の身体の状態を把握しておきましょう。専門医による適切な診断と治療、そしてリハビリテーションを通じて、多くの方が日常生活への復帰を果たしています。この記事が、脳卒中への理解を深め、ご自身やご家族の健康を守る一助となれば幸いです。

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