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薬を飲んでいなくても要注意! 日常生活で『低血糖』になりやすい人の食事と習慣

 公開日:2026/03/09
薬を飲んでいなくても要注意! 日常生活で『低血糖』になりやすい人の食事と習慣

薬剤や疾患以外にも、身体の生理的な反応や代謝の変化によって低血糖が引き起こされることがあります。食後の血糖変動や長時間の絶食など、日常的に起こりうる状況が原因となる場合もあります。これらの要因を知ることで、予防策を講じることが可能です。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

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1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

低血糖症の原因となる生理的要因

薬剤や疾患以外にも、生理的な要因によって低血糖症が引き起こされることがあります。身体の反応や代謝の変化が血糖値に影響を与えるため、これらの要因についても理解しておくことが大切です。

食後の反応性低血糖

食後数時間経過してから現れる低血糖は、反応性低血糖と呼ばれます。食事によって血糖値が急激に上昇すると、膵臓からインスリンが過剰に分泌され、その結果として血糖値が正常範囲を下回ることがあります。特に精製された炭水化物や糖質を多く含む食品を一度に摂取すると、血糖値の急上昇とその後の急降下が起こりやすくなります。
この現象は、胃切除術後の方や、耐糖能異常の初期段階にある方に見られることがあり、食事内容や食べ方の工夫によって予防が可能です。食物繊維を含む食品を先に食べたり、ゆっくりと時間をかけて食事を摂ったりすることで、血糖値の急激な変動を抑えることができます。
反応性低血糖は、必ずしも病的な状態を示すわけではありませんが、頻繁に症状が現れる場合には、専門の医師に相談することが推奨されます。反応の強さや出現頻度には個人差があり、体質や食事内容によっても異なります。

長時間の絶食と栄養不足

長時間にわたって食事を摂らない状態が続くと、身体のエネルギー源である糖が枯渇し、低血糖状態に陥ることがあります。特に夜間の睡眠中は食事を摂らない時間が長くなるため、朝方に低血糖症状が現れることがあります。ただし、絶食に対する耐性には個人差があり、年齢や基礎代謝、身体の糖貯蔵量によっても変わってきます。
また、極端なダイエットや食事制限によって十分な栄養が摂取できない場合も、低血糖のリスクが高まります。身体は糖だけでなく、脂肪やたんぱく質からもエネルギーを生成しますが、栄養全体が不足すると、これらの代謝経路も機能しにくくなります。
適切な間隔で食事を摂り、バランスの取れた栄養を確保することが、低血糖の予防につながります。自身の身体の状態や活動量に応じて、必要なエネルギー量を見極めることが重要です。

まとめ

低血糖症は、糖尿病治療中の方だけでなく、さまざまな疾患や生活習慣によって誰にでも起こり得る状態です。なりやすい方の特徴を理解し、原因を把握することで、予防と早期対処が可能になります。症状の兆候を見逃さず、適切な食べ物や治療によって血糖値を安定させることが重要です。低血糖を繰り返す場合や、日常生活に支障をきたす症状がある場合には、専門の医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

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