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「膠原病」の症状を安定させる生活習慣を医師が解説! 食事・運動・睡眠で守るべきルールとは

 公開日:2026/03/10
膠原病と生活習慣の関係

膠原病の発症や症状の変動には生活習慣が影響を与えるため、日常生活での注意点を理解することが重要です。バランスの取れた食事や適度な運動、十分な休息は症状のコントロールや再燃の予防につながります。本見出しでは、食事や栄養管理、運動習慣など、膠原病と生活習慣の関係について解説します。

佐藤 章子

監修医師
佐藤 章子(医師)

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[【経歴】
東京女子医科大学医学部卒業 / 川崎市立川崎病院整形外科初期研修医 / 東京女子医科大学東医療センター整形外科リウマチ科医療練士助教待遇 / 東京警察病院整形外科シニアレジデント / 医療法人社団福寿会整形外科 / 菊名記念病院整形外科 / 厚生中央病院整形外科 / 日本医科大学付属病院整形外科リウマチ科助教 / 国立国際医療研究センター国府台病院整形外科 / 現在は無所属だが大学院進学、リウマチ班のある大学への移籍を交渉中 / 専門は整形外科、リウマチ科 / 他に得意分野は骨粗鬆症治療と高齢者治療
【主な研究内容・論文】
リウマチ患者に対する生物学的製剤の治療成績の検討、人工肘関節弛緩術の治療成績の検討、精神科疾患を合併する整形外科手術症例の検討など
【保有免許・資格】
日本整形外科学会専門医、リウマチ認定医
臨床研修指導医

膠原病と生活習慣の関係

膠原病の発症や症状の変動には、生活習慣が影響を与えます。日常生活での注意点を理解し、実践することで、症状のコントロールや再燃の予防につながります。

食事と栄養管理

バランスの取れた食事は、膠原病の管理において基本的かつ重要です。特定の食品が膠原病を治すことはありませんが、適切な栄養摂取により、身体の抵抗力を維持し、治療効果を高めることができます。

炎症を抑える効果が期待される栄養素として、オメガ3脂肪酸があります。青魚に多く含まれるEPAやDHAは、炎症性サイトカインの産生を抑制する可能性が研究で示されています。週に2回〜3回程度の魚食を心がけることが推奨されます。

カルシウムとビタミンDは、ステロイド治療による骨粗鬆症予防のために重要です。牛乳や乳製品、小魚、緑黄色野菜などからカルシウムを摂取し、日光を適度に浴びてビタミンDを生成することが必要です。ただし、全身性エリテマトーデスは紫外線を避ける必要があるため、食品やサプリメントからビタミンDを補充します。

ステロイド使用中は、塩分や糖分の摂取に注意が必要です。ステロイドにより血圧や血糖値が上昇しやすくなるため、減塩と糖質の適正化が推奨されます。体重管理も重要で、過度な体重増加は関節への負担を増やし、糖尿病や高血圧のリスクを高めます。

運動と日常生活の工夫

適度な運動は、膠原病患者さんにとって有益です。関節可動域の維持、筋力の保持、心肺機能の向上、骨密度の維持などの効果があります。ただし、疾患の活動性が高い時期や関節の炎症が強い時期は、安静が必要です。

関節リウマチの患者さんには、無理のない範囲での関節運動や筋力トレーニングが推奨されます。水中運動は関節への負担が少なく、効果的です。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始め、徐々に運動量を増やしていきます。過度な運動は関節を痛める原因となるため、痛みが出ない範囲で行うことが大切です。

日常生活での工夫も症状管理に役立ちます。関節の負担を減らすため、重い物を持つときは両手で持つ、荷物はリュックサックで背負う、階段の昇降時は手すりを使うなどの配慮が有効です。補助具の使用も検討できます。瓶の蓋を開ける道具や使いやすい調理器具などがあります。

十分な睡眠と休息は、症状のコントロールに不可欠です。疲労が蓄積すると免疫バランスが乱れ、症状が悪化することがあります。規則正しい生活リズムを保ち、睡眠時間を確保することが推奨されます。昼寝や休憩を適宜取り入れることも有効です。

まとめ

膠原病は、自己免疫の異常により全身にさまざまな症状が現れる疾患群です。若い女性に多く見られますが、年齢や性別を問わず発症する可能性があります。早期発見と適切な治療により、症状のコントロールが可能となり、通常の生活を送ることができます。原因不明の発熱や関節痛、皮膚症状が続く場合は、専門医を受診することが推奨されます。生活習慣の改善や感染予防、定期的な受診により、長期的に疾患を管理していくことが大切です。

この記事の監修医師

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