「赤ワイン」と料理の相性を高める基本とは?健康的に楽しむおつまみ選び【管理栄養士解説】

赤ワインは食事と一緒に楽しむことで、その魅力が一層引き立ちます。料理との相性を考慮することで、食事全体の満足度が高まり、赤ワインの風味もより豊かに感じられるでしょう。ここでは、料理とのペアリングの基本や、健康を意識したおつまみの選び方について解説します。肉料理やチーズとの組み合わせをはじめ、さまざまなペアリングの可能性を探りながら、食事と赤ワインの楽しみ方を広げていきましょう。

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)
保有免許・資格
管理栄養士資格
食事との組み合わせで楽しむ赤ワイン
赤ワインは食事と一緒に楽しむことで、その魅力が一層引き立ちます。料理との相性を考慮することで、食事全体の満足度が高まり、赤ワインの風味もより豊かに感じられるでしょう。
料理とのペアリングの基本
赤ワインを料理と合わせる際の基本的な考え方は、ワインの重さと料理の重さを揃えることです。フルボディの赤ワインは、濃厚なソースや脂肪分の多い肉料理と相性が良く、ライトボディの赤ワインは、軽めの前菜や鶏肉、魚料理と合わせやすいです。この原則に従うことで、ワインと料理が互いに引き立て合い、バランスの取れた食事体験が得られます。
たとえば、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーといった力強い赤ワインは、ステーキやローストビーフ、ジビエ料理といったしっかりとした味わいの料理と調和します。これらの料理は脂肪分が多く、濃厚なソースが使われることが多いため、タンニンの強い赤ワインが脂肪分を洗い流し、口の中をリフレッシュしてくれます。一方、ピノ・ノワールやガメイのようなエレガントな赤ワインは、鴨肉やサーモン、キノコを使った料理と好相性です。これらの料理は、繊細な風味を持つため、軽やかな赤ワインが料理の味を邪魔せず、調和を生み出します。
チーズとの組み合わせも楽しみの一つです。ハードタイプのチーズやブルーチーズは、タンニンの強い赤ワインと合わせると、互いの風味が引き立ちます。ブルーチーズの塩気と赤ワインの渋みが絶妙なバランスを生み出し、深い味わいを楽しむことができます。
健康を意識したおつまみの選び方
赤ワインを楽しむ際に、健康を意識したおつまみを選ぶことで、栄養バランスを保ちながら楽しむことができます。野菜を使った前菜や、オリーブ、ナッツ類は、ビタミンやミネラル、良質な脂質を摂取できるため、おすすめです。これらの食品は、抗酸化物質や食物繊維も豊富に含まれており、赤ワインのポリフェノールとの相乗効果が期待できます。
オリーブにはオレイン酸が豊富に含まれており、心血管系の健康に寄与するとされています。オリーブオイルをかけたサラダや、オリーブの実をそのままおつまみとして楽しむのも良い選択です。ナッツ類も、不飽和脂肪酸やビタミンE、食物繊維が豊富で、適量を摂ることで満足感が得られます。ただし、カロリーが高いため、食べ過ぎには注意が必要です。一握り程度(約30g)を目安にすると良いでしょう。
トマトやパプリカ、ブロッコリーといった色鮮やかな野菜は、抗酸化物質が豊富で、赤ワインのポリフェノールと相乗効果を期待できます。シンプルなサラダや、グリルした野菜は、ワインの風味を邪魔せず、食事全体のバランスを整えてくれます。野菜のビタミンやミネラルは、アルコールの代謝をサポートする役割も果たすため、健康的な飲酒習慣を支える食品といえます。
まとめ
赤ワインに含まれる栄養素や健康効果、飲み過ぎのリスク、適切な飲み合わせ、保存方法について詳しく解説してきました。赤ワインはポリフェノールをはじめとする有益な成分を含んでおり、適量を守って楽しむことで、心血管系の健康や抗酸化作用といったプラスの効果が期待できます。一方で、過度の飲酒は肝臓への負担や依存症、生活習慣病のリスクを高めるため、自分の体質や生活状況に合わせた適量を守ることが何よりも重要です。食事との相性や保存方法にも気を配り、赤ワインを安全に、そして豊かに楽しむための知識を日常生活に活かしていきましょう。




