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【必見】血便の色まとめ。「赤い便」と「黒い便」の緊急度と危険なサイン

 公開日:2026/02/12
血便の色が示す意味

便に混じる血液の色は、消化管内での滞留時間や出血部位によって変化します。鮮やかな赤色から黒色まで、色の違いは重要な診断の手がかりとなります。色の違いが何を意味するのか、観察のポイントとともに理解を深めていきましょう。

前田 孝文

監修医師
前田 孝文(南流山内視鏡おなかクリニック)

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【経歴】
2001年3月       京都府立医科大学 医学部医学科 卒業
2001年4月〜2003年3月 京都府立医科大学附属病院 外科研修医
2003年4月〜2005年3月 京都府立与謝の海病院外科
2005年4月〜2007年3月 自治医科大学附属さいたま医療センター外科
2007年4月〜2011年3月 自治医科大学大学院
2009年4月〜2009年9月 University of Southern California, Department Colorectal Surgery, research fellow
2011年4月〜2012年3月 自治医科大学附属さいたま医療センター外科 臨床助教
2012年4月〜2021年9月 辻仲病院柏の葉 臓器脱センター医長(2020年4月〜)
2015年〜 骨盤臓器脱外来担当
2017年〜 便秘専門外来担当
2021年10月 南流山内視鏡おなかクリニック(千葉県流山市) 開院
2024年6月  医療法人社団流輝会 設立

【専門・資格・所属】
医学博士
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本大腸肛門病学会 専門医・指導医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(一般外科:大腸)
消化器癌外科治療認定医
身体障碍者福祉法指定医(ぼうこう又は直腸機能障害、小腸機能障害)

血便の色が示す意味

血便の色は、出血部位や出血量、消化管内での滞留時間によって変化します。色を観察することで、ある程度の原因を推測できます。

鮮やかな赤色の血便

鮮紅色の血液が便に付着している場合、肛門や直腸、S状結腸といった下部消化管からの出血が疑われます。痔核や裂肛が代表的な原因ですが、大腸ポリープや大腸がんでも鮮血が見られることがあります。出血量が多い場合や、便器の水が赤く染まるような状態では、速やかに医療機関を受診する必要があります。

鮮血は視覚的に強い印象を与えますが、原因が軽度な場合も多いため、冷静に状況を把握しましょう。排便時の痛みの有無、出血の頻度、便の形状などを観察し、スマホなどで写真を撮影しておくことで、受診時に医師へ的確に情報を伝えることができます。

暗赤色や黒色の血便

暗赤色や黒色の便は、上部消化管や大腸の奥側からの出血を示唆します。胃潰瘍や十二指腸潰瘍では、胃酸と混ざることで血液が黒く変色し、タール便となります。大腸の上行結腸や横行結腸からの出血でも、血液が腸内で長く留まると暗赤色に変わることがあります。

このような色の変化は、出血部位を特定するうえで重要な手がかりです。黒色便が続く場合は、貧血の進行や大量出血のリスクもあるため、早急な検査が推奨されます。便の色だけでなく、めまいや立ちくらみ、動悸といった貧血の症状がないかも確認してください。

まとめ

血便は、痔のような軽度なものから大腸がんのような重大な疾患まで、多様な原因によって引き起こされます。色や形状、伴う症状を注意深く観察することで、ある程度の原因を推測することができます。鮮血が見られる場合は下部消化管からの出血が、黒色便の場合は上部消化管からの出血が疑われます。

ストレスや生活習慣も腸の健康に大きく影響するため、心身のケアを忘れずに行いましょう。規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事、適度な運動が、消化器の健康維持に役立ちます。血便が続く場合や、腹痛や体重減少を伴う場合は、早めに消化器内科を受診し、適切な検査と治療を受けることが大切です。

定期的な検診を通じて、早期発見と予防に努めてください。特に50歳以上の方や、家族歴がある方は、便潜血検査や大腸内視鏡検査を定期的に受けることが推奨されます。自己判断で症状を放置せず、気になる症状があれば専門医に相談することが、健康を守るうえで重要です。

この記事の監修医師