目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「ほうれん草」と「バナナ」で体が変わる? 管理栄養士が教える『カリウム』の上手な食べ方

「ほうれん草」と「バナナ」で体が変わる? 管理栄養士が教える『カリウム』の上手な食べ方

 公開日:2026/02/17
「ほうれん草」と「バナナ」で体が変わる? 管理栄養士が教える『カリウム』の上手な食べ方

カリウムは野菜や果物に豊富に含まれており、日常の食事から自然に摂取することができます。本章では、カリウムを多く含む代表的な野菜と果物について、それぞれの栄養的特徴と効果的な取り入れ方を解説します。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

プロフィールをもっと見る
帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

カリウムを豊富に含む野菜と果物

カリウムは野菜や果物に豊富に含まれており、日常の食事から自然に摂取することができます。それぞれの特徴と取り入れ方を理解することで、効率的にカリウムを補給できます。

ほうれん草とアボカドの高カリウム食材

ほうれん草は100gあたり約690mgのカリウムを含む優れた野菜です。鉄分や葉酸も豊富で、貧血予防や妊娠中の栄養補給にも適しています。ほうれん草は生のままサラダに加えたり、茹でておひたしや和え物にしたりと、さまざまな調理法で楽しむことができます。ただし、茹でることでカリウムの一部が水に溶け出すため、カリウム制限が必要な方は茹でこぼす方法を活用できます。
アボカドは100gあたり約720mgのカリウムを含み、果物の中でもトップクラスの含有量を誇ります。良質な脂肪酸やビタミンEも豊富で、心血管の健康維持に役立ちます。サラダやサンドイッチ、スムージーに加えるほか、ディップとして楽しむこともできます。アボカドは熟成度によって食感や風味が変わるため、硬めのものは室温に数日置いて追熟させてから食べると、滑らかで濃厚な味わいを楽しめます。

バナナとキウイフルーツの手軽な摂取源

バナナは100gあたり約360mgのカリウムを含み、持ち運びやすく手軽に食べられる果物として注目を集めています。ビタミンB6や食物繊維も豊富で、エネルギー補給や腸内環境の改善にも適しています。朝食やおやつとしてそのまま食べるほか、ヨーグルトに混ぜたり、スムージーの材料にしたりと、さまざまな形で取り入れることができます。
キウイフルーツは100gあたり約290mgのカリウムを含み、ビタミンCや食物繊維も豊富です。1個食べるだけで1日のビタミンC推奨量の大部分を補給でき、免疫機能のサポートや美肌効果が期待できます。キウイは皮ごと食べることもでき、その場合は食物繊維の摂取量がさらに増えます。デザートやサラダのトッピングとして活用すると、彩りも良く栄養価の高い食事に仕上がります。

まとめ

カリウムは体液バランスの維持や神経・筋肉の正常な働きに欠かせないミネラルであり、日常の食事から自然に摂取することができます。不足すると筋力低下や不整脈などの症状が現れ、過剰摂取は高カリウム血症のリスクを高めるため、適切な量を意識することが重要です。マグネシウムやビタミンB6との組み合わせで効果を高める一方、カリウム保持性利尿薬や塩分代替品との併用には注意が必要です。野菜、果物、魚介類、海藻類など、カリウムを豊富に含む食材を日々の献立に取り入れ、バランスの取れた食生活を実践していきましょう。症状や健康状態に不安がある場合は、内科や腎臓内科を受診し、専門的なアドバイスを受けることが推奨されます。

この記事の監修管理栄養士

注目記事