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「覚醒剤」の悩みどこに頼る? 保健所や精神保健センターの意外なメリット

 公開日:2025/12/26
相談先と支援体制—利用可能な社会資源

覚醒剤に関する問題を抱えたときには、一人で悩まず専門的な相談窓口や支援機関を利用することが大切です。公的機関では匿名での相談も可能であり、本人だけでなく家族からの相談にも対応しています。また、自助グループや地域の支援団体も回復を支える重要な役割を果たしています。ここでは利用できる相談先と支援体制について具体的に紹介します。

杉山 太一

監修医師
杉山 太一(医師)

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【経歴】
東京大学整形外科学教室
社会保険中央総合病院 整形外科
立正校正病院 整形外科
東京大学医学部附属病院 精神科
国立精神神経センターレジデント
東京大学医学部 精神科教室助手
葛飾橋病院精神科
ゆうメンタルクリニック 池袋院院長
葛飾橋病院(東京都葛飾区) 副院長
ワシン坂病院精神科(神奈川県横浜市) 勤務

【専門・資格・所属】
精神科・整形外科

精神保健指定医
日本精神神経学会 精神科専門医

相談先と支援体制—利用可能な社会資源

覚醒剤に関する問題を抱えた際には、さまざまな相談先や支援機関を利用することができます。適切な支援につながることが、回復への第一歩となります。

公的な相談窓口と医療機関へのアクセス

覚醒剤に関する相談は、まず保健所や精神保健福祉センターといった公的機関で受け付けています。これらの機関では、匿名での相談も可能であり、本人だけでなく家族からの相談にも対応しています。専門の相談員が状況を丁寧に聞き取り、適切な医療機関や支援機関への紹介を行います。
医療機関としては、精神科病院や総合病院の精神科、依存症専門クリニックなどが治療を提供しています。初診時には予約が必要な場合が多いため、事前に電話で確認することが推奨されます。また、救急的な精神症状がある場合には、救急外来を受診することも可能です。医療機関では、プライバシーに配慮した診療が行われ、本人の意思を尊重しながら治療方針が決定されます。相談や受診に際しては、家族や信頼できる方に同行してもらうことも選択肢の一つです。

自助グループと地域支援ネットワークの活用

依存症からの回復において、自助グループの役割は大きいとされています。同じ問題を経験した方々が集まり、互いの体験を分かち合うことで、孤独感の軽減や回復への希望を得ることができます。定期的にミーティングが開催されており、多くの地域で参加が可能です。
地域には、依存症者やその家族を支援するNPO法人や民間団体も存在します。これらの団体では、相談支援、居場所の提供、回復プログラムの実施など、多様な支援活動が展開されています。また、家族向けの教育プログラムや家族会も開催されており、家族が適切な対応方法を学ぶ機会が提供されています。こうした地域資源を積極的に活用することが、本人と家族の回復を支える重要な要素となります。利用可能な支援の内容や規模は地域によって異なるため、地域の相談窓口で情報を得ることが推奨されます。

まとめ

覚醒剤は心身に深刻な影響を及ぼす違法薬物であり、使用によって取り返しのつかない結果を招く危険性があります。しかし、依存症は適切な治療と支援によって回復可能な状態です。本記事で解説した覚醒剤の作用、身体的・精神的影響、依存性のメカニズムを正しく理解し、問題に直面した際には速やかに専門機関へ相談することが大切です。

この記事の監修医師

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