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多忙な人は「プロテインシェイク」をいつ飲むと効果的?生活スタイルに合わせた摂取法を解説!

 公開日:2025/12/15
多忙な人は「プロテインシェイク」をいつ飲むと効果的?生活スタイルに合わせた摂取法を解説!

ププロテインシェイクは個々の生活環境や目的に応じて、柔軟に活用できる栄養補助食品です。トレーニングを習慣にしている方の筋肉づくりから、忙しい日常を送る方の時短栄養補給まで、それぞれのライフスタイルに合わせた使い方が可能です。ここでは運動習慣がある方と多忙な生活を送る方という、2つの異なる生活パターンにおける具体的な活用メリットをご紹介します。

濱木 珠恵

監修医師
濱木 珠恵(ナビタスクリニック新宿)

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【経歴】
北海道大学医学部を卒業後、国立国際医療センターにて研修。
虎の門病院、国立がんセンター中央病院で造血幹細胞移植の臨床研究に従事。都立府中病院、都立墨東病院での血液疾患診療を経て、2012年にナビタスクリニック東中野院長、2016年よりナビタスクリニック新宿院長に就任。
貧血外来や女性内科などで女性の健康をサポート。

【専門・資格・所属】
血液内科、貧血、女性内科、内科一般

日本血液学会 専門医
日本内科学会 認定医

生活スタイル別の活用メリット

プロテインシェイクは、それぞれの生活スタイルや目的に応じて、さまざまな形で活用できます。運動習慣がある方への利点や、多忙な生活を送る方への実用性など、具体的なシーン別のメリットについて解説します。

運動習慣がある方への利点

定期的に運動を行っている方にとって、プロテインシェイクはトレーニング効果を高める有効なツールとなる可能性があります。運動によって筋肉組織は微細な損傷を受け、その修復過程で筋肉が成長します。この修復にはタンパク質が不可欠であり、適切なタイミングでの補給が重要です。特に、筋力トレーニング後にプロテインシェイクを摂取することで、筋肉の合成を促進し、トレーニング効果を期待できます。また、持久系の運動を行う方にとっても、運動後の疲労回復をサポートする手段として役立つ可能性があります。

運動前にプロテインシェイクを摂取する方法もあります。運動中のエネルギー源として利用されるとともに、運動による筋肉の分解を抑制する効果が期待できます。ただし、運動直前に大量に摂取すると胃腸への負担となる可能性があるため、タイミングと量には注意が必要です。一般的には、運動の1時間から2時間前に摂取することが推奨されています。

多忙な生活を送る方への実用性

仕事や家事で忙しく、食事の準備に時間をかけられない方にとって、プロテインシェイクは栄養バランスを保つための実用的な手段です。朝食を抜いてしまいがちな方でも、短時間で準備できるシェイクなら習慣化しやすくなります。朝食を欠食すると、午前中のエネルギー不足や集中力の低下を招く可能性があるため、何らかの形で栄養を摂取することが望ましいです。

また、外食が多い生活では、タンパク質の摂取量が不安定になりがちです。プロテインシェイクを補助的に利用することで、日々の栄養摂取を安定させることができます。外食では脂質や塩分の摂取量が増えやすい一方で、タンパク質は不足しやすい傾向があるため、この補完的な役割は重要です。ただし、外食の内容によってはタンパク質が十分に摂取できている場合もあるため、自分の食事内容を把握したうえで必要性を判断することが大切です。

さらに、夜遅い時間に帰宅して食事をとる場合、重い食事は睡眠の質を低下させる可能性があります。そのような時にプロテインシェイクを活用すれば、胃腸への負担を抑えつつ、必要な栄養を補給できます。ただし、就寝直前の摂取は避け、少なくとも就寝の2時間から3時間前までに済ませましょう。

まとめ

プロテインシェイクは、適切に活用すれば健康維持やダイエットに役立つ有用なツールです。健康効果やメリットを理解し、デメリットや飲みすぎのリスクにも注意を払いながら、自分の目的や身体の状態に合わせて利用することが大切です。タンパク質の必要量は個人差が大きく、年齢や性別、活動量、健康状態によって異なります。不安な点がある場合や、基礎疾患をお持ちの方は、医師や管理栄養士などの専門家に相談したうえで取り入れることをおすすめします。バランスの取れた食事と適度な運動を基本としながら、プロテインシェイクを補助的に活用し、健やかな生活を目指していきましょう。

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