「糖尿病白内障」を予防するにはどんなことに気を付けたらいいの?【医師監修】

白いかすみがかったように視界がぼやけたり、明るい場所でまぶしく感じることはありませんか?糖尿病がある方でそんな症状が出てきたら、それは糖尿病性白内障の兆候かもしれません。糖尿病性白内障は、血糖コントロールが不十分な状態が続くと通常より若い世代でも発症しうる白内障です。初期は自覚症状が少ないため「年のせいかな」と見過ごされがちですが、放置すると急速に視力低下が進み、生活に支障をきたす可能性があります。本記事では糖尿病白内障予防のポイントについて解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「糖尿病性白内障」を発症するとどんな症状が現れる?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
栗原 大智(医師)
目次 -INDEX-
生活習慣と糖尿病白内障予防のポイント

血糖コントロールは白内障予防に効果がありますか?
前述のように、高血糖状態が続くと水晶体内にソルビトールが蓄積して濁りが早く進行しますが、逆に血糖値が適正に保たれていればこの過程を抑制できます。具体的には、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を医師の指示する目標値内に維持し、急激な高血糖や低血糖の変動を避けるよう心がけます。これによって水晶体への負担が減り、白内障の進行を遅らせる効果が期待できます。
食事や運動で気を付けるポイントを教えてください
- 高糖質・高カロリーの食品を控える
- 適度な有酸素運動を行う
- 喫煙や過度の飲酒は控える
以上のような生活習慣改善によって、糖尿病性白内障のみならず糖尿病そのものの管理もよくなり、健康維持につながるというメリットがあります。日々の小さな積み重ねが、長期的に見れば視力を守ることに直結します。
定期検診はどのくらいの頻度で受診すればよいですか?
編集部まとめ

糖尿病性白内障は、糖尿病の合併症として誰にでも起こりうる目の病気です。血糖コントロールが不十分な状態では通常より若い年代でも発症しうるうえ、白内障の進行が速いため初期段階で適切に検査や治療を受けることが大切です。糖尿病患者さんでは網膜症などほかの目の合併症を同時に抱えていることも多いため、眼科での定期受診が欠かせません。血糖管理を徹底しながら眼科医と連携してケアを続けることが、将来にわたって快適な視力を維持するために重要です。
参考文献