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「うつ病の人が言ってほしい言葉」はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/04/25
うつ病の人が言ってほしい言葉

うつ病の方と接するとき、「どのような言葉をかければいいのだろう」と悩む方は多いでしょう。大切な方が苦しんでいると、「励ましたい」「力になりたい」と思うものの、何気ない一言が相手を傷つけてしまうのではないかと不安になることもあります。かける言葉次第で相手に安心感を与えることもできれば、逆に絶望感や孤独感を深めてしまうこともあります。本記事では、うつ病の方が本当に求めている言葉とは何かを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「うつ病の人が言ってほしい言葉」はご存知ですか?声掛けのポイントも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

前田 佳宏

監修医師
前田 佳宏(医師)

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・和クリニック 院長
・精神科/心療内科医
・精神保健指定医
「泣きたくなったら壁を押せ」著者
大人と子どもの双方で、トラウマや愛着障害に心理療法的アプローチを用いる医師。これまでのべ3,000人以上の臨床に携わる。
島根大学医学部卒業。その後、東京大学医学部附属病院精神神経科に入局、東京警察病院や国立精神神経医療研究センター等を経て、児童精神科外来を3年間、トラウマ専門外来を2年間担当。著書『泣きたくなったら壁を押せ』(サンマーク出版、2026年)では、心理療法のプロセスを物語として描き、私たちの感情の奥にある“適応の物語”をたどった。その視点をともに探る場として、オンラインコミュニティ「しなここメイト」を主宰。cotree顧問医。産業医。日本小児精神神経学会所属。

うつ病の人は“言ってほしい言葉”がある?言葉のかけ方の難しさ

うつ病の人は“言ってほしい言葉”がある?言葉のかけ方の難しさ

うつ病の方はどのような言葉を言ってほしいと思っているのでしょうか

うつ病の方が本当に求めているのは、一方的な励ましや安易なアドバイスではなく、自分のつらさを理解し受け止めてくれる言葉です。うつ病は本人の甘えや怠けではなく、脳内の機能障害によって起こる病気です。そのため、本人の意思や気力だけではどうにもならず、「こんなこともできない自分はダメだ」と強い自責の念に囚われがちです。そんな状態のとき、周囲からは「あなたの苦しみをわかっているよ」と伝わる言葉をかけてもらいたいと感じています。

励ましと寄り添う言葉はどちらがよいですか?

結論からいえば、直接的な励ましよりも寄り添う言葉の方がよいでしょう。例えば、「頑張って」「元気出して」といった励ましの言葉は、健康な方には応援になるかもしれません。しかし、うつ病で気力が低下している方には「もっと頑張れという意味だ」「今の自分では不十分だ」と否定的に受け止められてしまうことがあります。一方で、「つらいね」「無理しなくていいよ」といった相手の気持ちに寄り添う言葉は、安心感や心の支えになります。寄り添いの言葉によって「自分は一人じゃない」と感じられることが、回復への大切な一歩になるのです。

編集部まとめ

編集部まとめ

うつ病の方への言葉かけでは、相手の気持ちに寄り添い、安心感を与えることが何より大切です。また、言葉以外のコミュニケーションも重要です。話したくないときは黙ってそばにいるだけでも、安心感につながります。家族や友人だけで支えきれないと感じたら、早めに専門家の力を借りることも検討しましょう。うつ病は適切な対応と治療によって必ず改善が期待できる病気です。焦らず、相手のペースに合わせた温かなコミュニケーションで支えていけば、少しずつでも前向きな変化が現れてくるでしょう。言葉の力で大切な人の心に寄り添い、回復への道をともに歩んでいきましょう。

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