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「インフルエンザのピーク後」の過ごし方はご存知ですか?完治までの日数も解説!【医師監修】

 公開日:2026/02/03

毎年のように流行を繰り返すインフルエンザは、突然の高熱や強い倦怠感によって日常生活に大きな影響を及ぼします。そのため、「何日目に症状が強く出やすいのか」「学校や仕事にいつから行けるのか」など、発症時に気になる疑問は少なくありません。

実際、インフルエンザには典型的な症状の経過があり、発症からピーク、回復までには一定の流れがあります。正しい知識を持つことで、自宅での過ごし方や受診のタイミングを判断しやすくなり、周囲への感染拡大を防ぐことにもつながります。

本記事では、インフルエンザのピーク後の過ごし方などを解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「インフルエンザ」は発症後「何日目がピーク」かご存知ですか?ピーク時の症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科

インフルエンザのピーク後の過ごし方

インフルエンザのピーク後の過ごし方

インフルエンザのピークが過ぎたら学校や仕事に行ってもよいですか?

インフルエンザのピークが過ぎて体調が回復しても、すぐに学校や仕事に復帰するのは避けましょう。身体内にはまだインフルエンザウイルスが残っていることがあり、周囲の方に感染させる可能性があるためです。

一般的にインフルエンザは、発症の前日から発症後約7日間、喉や鼻からウイルスを排出するとされています。この期間は感染拡大を防ぐためにも、外出や集団生活を控えましょう。

学校保健安全法では『発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児の場合は3日)を経過するまで出席停止』と定められています。仕事についても同様に、症状が軽くなったからといって早く復帰するのではなく、医師の指示や体調の回復状況を踏まえて判断しましょう。

参照:『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)

インフルエンザの症状が落ち着いたらお風呂に入ってもよいですか?

インフルエンザの症状が落ち着き、体調が安定していれば、入浴を再開しても問題ありません。ただし、まだ回復途中の時期は体力が低下しやすく、入浴方法によっては身体に負担がかかることがあります。熱いお湯に長時間浸かるような入浴は避け、まずは短時間の入浴から始める方法が適しています。お湯の温度も高すぎると疲労感につながることがあるため、ぬるめの湯に調整すると身体への負担を抑えやすくなります。

また、解熱剤の影響で一時的に熱が下がっているだけの場合や、だるさ、食欲低下、水分不足などの症状が残っている場合は、入浴によって体調が悪化する可能性があるため、入浴は控え、身体を拭くなど負担の少ない方法で清潔を保つことが適しています。

また、子どもや高齢の方は体力の回復に時間がかかるため、シャワーで汗を流す、入浴時間を短くするなど、体調に合わせて段階的に進めましょう。

インフルエンザが完治する目安の日数を教えてください

一般的に、発症から1週間程度で多くの場合は日常生活に支障がなく過ごせるまで回復します。完治の目安は、熱が下がったかどうかではなく、普段の生活を無理なく送れる状態に戻っているかどうかです。高齢の方や基礎疾患のある方は回復に時間がかかることもあり、個人差があります。

症状がよくならない、あるいは体調に不安がある場合は、医療機関を受診し、医師に相談することがすすめられます。

参照:『インフルエンザ施設内感染予防の手引き』(厚生労働省)

編集部まとめ

編集部まとめ

 インフルエンザは、感染から1〜3日で発症し、さらに1〜3日で高熱や倦怠感などのピークを迎えるのが一般的です。その後は徐々に解熱していきますが、体力の回復には数日を要するため、無理をすると症状が長引くこともあります。発症後5日、かつ解熱後2〜3日が経過するまでは、登校や出勤を控え、周囲への感染拡大を防ぐことを意識しましょう。

多くの場合、発症から1週間程度で回復しますが、小児や高齢の方、基礎疾患を持つ方は重症化する可能性もあるため、症状の変化に注意し、必要に応じて早めに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師

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