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「逆流性食道炎の咳の特徴」はご存知ですか?ほかの咳との違いも解説!【医師監修】

 公開日:2026/02/28

逆流性食道炎は、胃酸や食べたものが食道に逆流し、食道の粘膜が刺激を受けて炎症を起こす病気です。主な症状は胸やけや酸っぱい液が上がってくるような不快感ですが、咳が出る場合もあります

逆流性食道炎によって咳が生じることを知らない方も少なくないでしょう。放置すると、夜間や就寝後に咳が出やすくなり、睡眠不足など日常生活に影響する場合もあります

発症には、脂っこい食事のとりすぎ肥満喫煙飲酒などの生活習慣のほか、胃酸の逆流を防ぐ働きが弱まることなどが関係すると考えられています。この記事では、逆流性食道炎による咳の違いやほかの咳との違いについて解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「逆流性食道炎の咳の特徴」はご存知ですか?咳が出るときの対処法も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科

逆流性食道炎による咳の特徴とメカニズム

逆流性食道炎による咳の特徴とメカニズム

逆流性食道炎による咳の特徴を教えてください

胃酸の逆流が関与しているため、食後や就寝時に症状が出やすい傾向があります。また胸やけや酸っぱい液体が上がるような不快感など、ほかの逆流性食道炎の症状とあわせてみられることが多いです。また、風邪のように痰を伴う咳ではなく、乾いた咳が出ることが特徴です。

なぜ逆流性食道炎で咳が出るのですか?

胃酸が喉や気管にまで上がると、その刺激によって咳がみられることがあります。また、食道に炎症が起こると神経が過敏になり、咳が出る場合もあります。

逆流性食道炎による咳とほかの咳の違いを教えてください

逆流性食道炎による咳は、食後や就寝時に出やすく、胸やけなどの症状を伴うことが多いとされています。また、痰を伴わない乾いた咳がみられる点も特徴の一つです。

一方で、風邪や肺炎などの感染症でも咳が出ることがあります。これらの場合は、発熱や痰を伴うことが多くみられます。

感染症以外では、気管支喘息が原因となることもあります。喘息では「ぜーぜー」「ヒューヒュー」といった呼吸音が出やすく、息苦しさを感じることがあります。 また、気管支喘息の方は逆流性食道炎を併発することが多いと報告されており、症状だけで区別するのが難しい場合もあります。

参照:『胃食道逆流症 (GERD) 診療ガイドライン 2021 の概説 ─ Potassium-competitive acid blocker (P-CAB) の位置付けについて─』(J. Nihon Univ. Med. Ass. 2022; 81(4): 179–185)

編集部まとめ

編集部のまとめ
逆流性食道炎は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することにより、食道の粘膜に炎症を起こす病気です。主な症状は胸やけや酸っぱい液体が上がってくる不快感ですが、喉や気管まで胃酸が逆流すると、咳が出ることがあります。

治療法は主に薬による治療と生活習慣の見直しが中心です。薬物療法では、胃酸の分泌を抑える薬を使用し、改善が乏しければ、消化管の運動を調整する薬や漢方薬を併用します。生活習慣の改善としては、食生活の見直しや禁煙、姿勢の工夫、適度な運動、ストレス解消などがすすめられます。それでも症状が改善しない場合、外科手術を行うこともあります。

逆流性食道炎の咳は風邪とは異なり、痰の伴わない乾いた咳が続くことが多いです。しかし、症状だけで区別が難しい場合があります。また気管支喘息の方では、逆流性食道炎を合併しやすいことが知られています。

診断には、血液検査や胸のレントゲン、CT検査などで肺や気管支の状態を確認したうえで、必要に応じて胃カメラ検査で食道の粘膜を観察します。咳が長引く場合は、自己判断をせずに、早めに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師

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