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「高血圧の人」はどのような生活習慣が推奨される?【医師監修】

 公開日:2026/02/05
高血圧の人に推奨される生活習慣

高血圧は多くの日本人が抱える生活習慣病のひとつであり、放置すると脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患を引き起こす可能性があります。特に自覚症状がほとんどないまま進行するため、サイレントキラーとも呼ばれ、日常生活における予防と管理が欠かせません。

血圧は遺伝や加齢に加え、食事や運動、飲酒や喫煙などの生活習慣によって大きく左右されます。実際、食事の工夫や生活改善による降圧効果が確認されており、薬物療法と併せて取り組むことが推奨されています。

本記事では、高血圧の人に推奨される生活習慣を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「高血圧の人」が食べた方がよい「食べ物」はご存知ですか?避けた方がいい食べ物も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

佐藤 浩樹

監修医師
佐藤 浩樹(医師)

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北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科(循環病態内科学)卒業。循環器専門医・総合内科専門医として各地の総合病院にて臨床経験を積み、現在は大学で臨床医学を教えている。大学では保健センター長を兼務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本循環器学会専門医、産業医、労働衛生コンサルタントの資格を有する。

高血圧の人に推奨される生活習慣

高血圧の人に推奨される生活習慣

高血圧の人が食事以外に気を付けた方がよい生活習慣を教えてください

食事以外にも、日常生活の習慣は血圧のコントロールに大きく影響します。なかでも体重管理は見過ごせない要因です。肥満は血圧上昇の大きな要因であり、体重を減らすことで血圧が低下することが示されています。具体的には、体重を1kg減らすごとに、収縮期血圧(最高血圧)、拡張期血圧(最低血圧)ともに約1mmHg下がると報告されています。

加えて、十分な睡眠とストレス管理も意識しましょう。睡眠不足や不規則な生活は、交感神経の働きを高め、血圧を上昇させます。また、強いストレスが続くことも交感神経を優位にし、血圧を高めます。完全にストレスを排除することは難しいですが、散歩や趣味、深呼吸などを取り入れて、適度に解消する工夫を心がけましょう。

参照:『高血圧治療ガイドライン2019』(日本高血圧学会)

高血圧と診断されたらお酒やタバコとはどのように付き合えばよいですか?

アルコールは少量であれば一時的に血圧を下げることがありますが、毎日の飲酒や過剰な摂取はかえって血圧を上昇させます。

摂取量の目安としては、男性で1日20〜30mL以下(おおよそ日本酒1合、ビール中瓶1本、焼酎半合、ウィスキーダブル1杯、ワイン2杯に相当)、女性はその約半分の1日10~20mL以下に制限することが推奨されています。

一方、タバコは1本吸うだけでも血圧の上昇が15分以上持続するとされています。喫煙は血管を収縮させ、血圧を上げるだけでなく、長期的には動脈硬化や心血管疾患を発症する可能性も高めます。

一定の条件を満たせば、保険診療で禁煙指導を受けられる場合があります。気になる方は、医療機関に相談してみましょう。

参照:『高血圧治療ガイドライン2019』(日本高血圧学会)

高血圧の人に推奨される運動の頻度と強度を教えてください

運動には高い降圧効果が期待できます。目安となるのは、息が弾む程度の会話が可能な強度の運動です。たとえば、早歩きや軽いランニングなどがよいでしょう。運動直後には血圧が約4〜5mmHg低下し、その効果は約22時間持続するとされています。運動時間は、1回につき少なくとも10分以上、1日合計で40分以上を目標にしましょう。継続的な有酸素運動によって、収縮期血圧は2〜5mmHg、拡張期血圧は1〜4mmHg程度の低下が期待されます。

参照:『高血圧治療ガイドライン2019』(日本高血圧学会)

編集部まとめ

編集部まとめ
高血圧は自覚症状が乏しいまま進行することが多く、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの重大な合併症につながる危険性があります。そのため、日常の食事や生活習慣を見直し、予防と管理に取り組みましょう。特に、減塩の徹底、カリウムを多く含む食品の積極的な摂取、DASH食の実践は、血圧を安定させる有効な方法とされています。

さらに、適度なアルコール摂取量のコントロールや禁煙、適正体重の維持、有酸素運動の継続も血圧の改善に効果的です。こうした日々の小さな工夫を積み重ねることで、血圧をコントロールでき、長期的な健康維持につながります。

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