「大人のADHDの女性が持つ特徴」はご存知ですか?抱えがちな悩みも解説!

ADHDは、注意力の欠如や衝動性・多動を特徴とする発達障害です。ADHDの方は、性別や社会的な立場により、さまざまな悩みを持つことがあります。本記事では、大人のADHD女性にみられる特徴などを解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「大人のADHDの女性が持つ特徴」はご存知ですか?日常生活での注意点も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
前田 佳宏(医師)
目次 -INDEX-
大人のADHDの女性が持つ特徴と悩み

大人のADHDの女性によくみられる特徴を教えてください
ADHDの女性が抱えがちな悩みごとはありますか?
| 不注意によって生じる悩み | ・支払いや行政手続きを先延ばしにしてしまう ・通帳や印鑑など大切なものを紛失する ・片付けができない ・仕事や家庭でのミスが多い ・遅刻しやすい |
| 衝動性によって生じる悩み | ・思いつきで大きな買い物をしてしまう ・親密ではない相手に個人的なことを話しすぎてしまう ・失言が多い |
| 多動によって生じる悩み | ・じっとしていられない ・貧乏ゆすりをしてしまう |
ADHDの女性は、不注意や衝動性の特性が表に現れやすく、多動に関する困りごとは少ない傾向です。一方で不注意や衝動性による困りごとは多く、人間関係や社会生活に支障を来すことも珍しくありません。
ADHDの二次障害とはどのような状態ですか?
ADHDの二次障害は、特性により不適応を起こし、度重なる失敗や叱責により自尊感情が低下して、精神的な問題が起こります。
二次障害は、外在化障害と内在化障害に分けられます。
外在化障害とは、気持ちのイライラや葛藤が他者に向けられる形で現れることを指します。反抗性人格障害や行為障害など、反社会的な行動につながる場合があります。
内在化障害は、ネガティブな気持ちが自分自身に向けて現れることを指し、強迫性障害や気分障害、抑うつにつながることがあります。二次障害は、本人の特性と環境とのミスマッチが大きいと、よりリスクが高まります。
編集部まとめ

大人のADHD女性は、幼少期は特性が目立たず、大人になってから生活や仕事での悩みが大きくなり診断に至るケースが男性と比べて多い傾向です。
社会生活のなかで、注意力や段取りの問題で悩む方が少なくありません。
ADHDは、環境調整や薬物療法で生活の質を上げられる可能性があるため、生活や仕事のなかで困りごとが多い方、支障を来している方は、医療機関の受診を検討してみましょう。
参考文献