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「緑内障」とはどんな病気?主な症状についても解説!【医師監修】

 公開日:2026/01/17

緑内障の概要について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「緑内障の目薬」にはどのような「副作用」があるかご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

栗原 大智

監修医師
栗原 大智(医師)

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2017年、横浜市立大学医学部卒業。済生会横浜市南部病院にて初期研修修了。2019年、横浜市立大学眼科学教室に入局。日々の診察の傍らライターとしても活動しており、m3や日経メディカルなどでも連載中。「視界の質=Quality of vision(QOV)」を下げないため、診察はもちろん、SNSなどを通じて眼科関連の情報発信の重要性を感じ、日々情報発信にも努めている。日本眼科学会専門医。

緑内障の概要と治療法

緑内障の概要と治療法

緑内障とはどのような病気ですか?

緑内障とは、目から脳へ情報を送る視神経が障害され、徐々に見える範囲(視野)が狭くなる病気です。40歳以上では約20人に1人が緑内障を持つとされ、日本人の中途失明原因の第1位でもあります。しかし、初期には自覚症状がほとんどなく、進行するまで気付きにくい病気です。進行すると視野が欠け、放置すれば失明につながるおそれがあります。

緑内障の症状を教えてください

緑内障の主な症状は視野が欠けたり、視野が狭まったりすることです。緑内障の症状は、視力が下がることだと思っている方もいます。しかし、中心視力は末期まで保たれることが多く、日常生活に支障が出にくいため気付きにくいのが特徴です。

進行すると周辺の視野から徐々に欠けていき、最終的には視野が極端に狭くなる可能性があります。また、一部の緑内障(閉塞隅角緑内障)では、急激に眼圧が上昇し、目の痛みやかすみ、吐き気を伴う急性緑内障発作を起こすことがあり、この場合は緊急治療が必要です。

緑内障はどのように治療しますか?

緑内障の治療法は大きく3つあり、まず目薬での治療(薬物療法)が基本です。

現在、緑内障の眼圧を下げる目薬は何種類も開発されており、患者さん一人ひとりの緑内障のタイプや進行度、目標とする眼圧値に応じて処方されます。通常はまず1種類の点眼から開始し、効果や副作用をみながら必要に応じて点眼薬を追加したり変更したりして治療を調整します。点眼治療中は、症状がないからと自己判断で中断せず、長期的に根気よく継続することが大切です。

点眼で十分な眼圧下降が得られない場合や、それでも視野障害が進行する場合には、レーザー治療(レーザー虹彩切開術やレーザー線維柱帯形成術)や手術(線維柱帯切開術や切除術など)による治療を検討します。レーザー治療や手術は眼圧を大幅に下げられる反面、合併症のリスクもあるため、主治医と十分相談のうえで行われます。

編集部まとめ

編集部まとめ
緑内障の治療では眼圧を下げるための点眼の継続が何より重要です。一方で、点眼薬にもさまざまな副作用があるため、その内容を理解し正しく付き合っていくことが大切です。

違和感や副作用症状があれば、我慢せずに主治医に相談しましょう。自己判断で治療を中断すると緑内障が進行するおそれがあります。医師と相談しながら副作用を和らげる方法や代替薬を検討できます。点眼治療を続けるには、正しい知識を持って臨むことが大事です。緑内障と副作用についてよく理解し、納得しながら治療を続けることが、生涯にわたり視力を守ることにつながります。

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