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「高血圧の人が飲んだ方がよい飲み物」はご存知ですか?アルコールの摂取量も解説!

 公開日:2026/01/28

高血圧とは、血管にかかる圧力である血圧が高い状態を指します。高血圧でも、特に自覚症状が現れない方もいます。しかし、脳卒中をはじめとしたさまざまな病気の危険を高めることが知られています。今回の記事では、高血圧の人が摂りたい飲み物とアルコールとの付き合い方を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「高血圧の方が避けるべき飲み物」はご存知ですか?飲んだ方がよい飲み物も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

佐藤 浩樹

監修医師
佐藤 浩樹(医師)

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北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科(循環病態内科学)卒業。循環器専門医・総合内科専門医として各地の総合病院にて臨床経験を積み、現在は大学で臨床医学を教えている。大学では保健センター長を兼務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本循環器学会専門医、産業医、労働衛生コンサルタントの資格を有する。

高血圧の人が摂りたい飲み物とアルコールとの付き合い方

高血圧の人が摂りたい飲み物とアルコールとの付き合い方

高血圧の人が飲んだ方がよい飲み物を教えてください

飲み物のなかには、血圧を下げる効果が期待できるものがあります。

スキムミルクなどの低脂肪乳製品が、血圧低下に役立つ可能性を持つと示唆されている研究もあります。

また、成人の場合には、カリウムの摂取量を増やすことで血圧が低下するとされています。カリウムを多く含むジュースには、プルーンジュースやにんじんジュース、ざくろジュース、オレンジジュースなどが挙げられます。
ただし、砂糖が添加されているものは避けるようにしましょう。
腎機能が低下している場合、カリウムの摂取が制限されることもあります。

さらに、お茶のなかにも血圧を低くする効果が期待できるものがあります。
お茶を入れてゆっくり飲む行為そのものが、リラックスした状態を作り出してくれます。
加えて、お茶にはカテキンが多く含まれています。カテキンはフラボノイドというポリフェノールの一種であり、緑茶や紅茶などに含まれるフラボノイドが血圧を良好に保つために有効ではないかと考えられています。
ハイビスカスティーにも、軽い高血圧の方の血圧を低下させる効果があるとする報告もあります。

市販の血圧を下げる飲み物は本当に効果がありますか?

市販されている飲み物のなかには、血圧を下げる効果をうたっているものもあります。
いわゆる、特定保健用食品(トクホ)と呼ばれるようなものです。
こういったカテゴリの商品は、血圧が高めの方や、軽い高血圧の方を対象にした有効性試験の結果をもとにして生産されています。
トクホを効果的に利用するためには、塩分摂取を控える、太り過ぎない、アルコールを控える、適度に運動する、などの生活習慣を改善することも大切です。
ただし、こうした市販の飲み物による効果には個人差があり、薬の代替にはならないことを覚えておきましょう。

高血圧の人が飲んでも問題ないとされるアルコールの摂取量を教えてください

日本では、少しでもアルコールを摂取すると高血圧リスクが高まることが報告されています。
特に高血圧の治療を受けている方の場合、アルコール摂取に関しては主治医への相談が望ましいと考えられます。

とはいえ、お酒を飲まないことが難しい場合もあるかもしれません。そのような際の目安を知っておくことも大切です。なお、高血圧と診断された方のお酒の目標量は、エタノールの量で男性20-30ミリリットル/日以下、女性10-20ミリリットル以下です。

以下は、お酒の量の目安です。

  • ビール 中瓶500ミリリットル 1本
  • 日本酒 1合
  • ワイングラス 2杯
  • チューハイ(7%) 350ミリリットル

ただし、飲酒の可否に関しては、担当の医師の指示を仰ぐようにしましょう。

参照:『「血圧が高めの方に適する」表示をした食品』(国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報)

編集部まとめ

編集部まとめ

高血圧は自覚症状が乏しい一方で、脳卒中や心臓病の大きなリスク要因です。清涼飲料水や塩分の多い汁物、アルコールは血圧を悪化させる要因となります。日常的な飲み物は水やお茶、低脂肪乳製品、カリウムを含むジュースなどを選びましょう。市販の血圧を下げる飲料も生活習慣改善と併せて活用すると効果的な場合もあります。ただし、飲酒は少量でも血圧に影響する可能性があるため、主治医に相談しながら適切に管理していくことが大切です。

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