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「インフルエンザとコロナの症状」の違いはご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/01/27

冬の時期に流行する代表的な感染症としてインフルエンザと新型コロナウイルス感染症があります。どちらも発熱や咳、倦怠感といった症状が出るため、「自分はどちらにかかったのだろう」と迷う方も少なくありません。特にいずれも流行している時期は、症状だけで正確に見分けるのは難しいのが実情です。

この記事では、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の症状の違いを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「インフルエンザとコロナの症状」の違いはご存知ですか?見分ける方法も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

居倉 宏樹

監修医師
居倉 宏樹(医師)

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浜松医科大学卒業。初期研修を終了後に呼吸器内科を専攻し関東の急性期病院で臨床経験を積み上げる。現在は地域の2次救急指定総合病院で呼吸器専門医、総合内科専門医・指導医として勤務。感染症や気管支喘息、COPD、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする呼吸器疾患全般を専門としながら一般内科疾患の診療に取り組み、正しい医療に関する発信にも力を入れる。診療科目
は呼吸器内科、アレルギー、感染症、一般内科。日本呼吸器学会 呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本内科学会 総合内科専門医・指導医、肺がんCT検診認定医師。

【インフルエンザとコロナ】症状の違い

【インフルエンザとコロナ】症状の違い

インフルエンザの症状を教えてください

インフルエンザの代表的な症状は下記のとおりです。

  • 38〜39度あるいはそれ以上の高熱
  • 強い全身のだるさ
  • 頭痛
  • 筋肉や関節の痛み
  • 咳や喉の痛み
  • 鼻水

発熱と同時か、少し遅れて咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状も現れます。

発症から1週間程度で治癒することが多いですが、65歳以上の高齢の方、糖尿病や心臓病、呼吸器疾患、腎疾患などの基礎疾患を持っている方、妊婦さんや乳幼児は肺炎やインフルエンザ脳症といった重い合併症を引き起こすことがあります。

参照:
『インフルエンザ施設内感染予防の手引き』(厚生労働省)
『Signs and Symptoms of Flu』(CDC)

新型コロナウイルス感染症の症状を教えてください

新型コロナウイルス感染症で、多くみられる症状は下記のとおりです。

  • 発熱
  • 喉の痛み
  • 倦怠感

また、味覚障害嗅覚障害が現れることもあります。

さらに、症状の現れ方に幅があり、軽い風邪のような症状で済むこともあれば、肺炎や呼吸不全にまで進行することもあります。

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の違いを教えてください

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、いずれも呼吸器の感染症ですが、原因となるウイルスが異なります。

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こり、新型コロナウイルス感染症は2019年に確認された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって発症します。新型コロナウイルス感染症はインフルエンザよりも感染性が持続する期間が長いため、周囲に広がる可能性が高いと考えられています。

潜伏期間や経過にも違いがあります。インフルエンザは感染から1〜3日で発症し、1週間程度で治癒することが多い傾向です。一方で、新型コロナウイルス感染症は1〜7日(中央値2〜3日)の潜伏期間を経て発症し、多くは発症から5~10日以内に軽快しますが、最大で14日ほど急性の症状が持続する場合もあります。

また、インフルエンザは回復すれば後遺症は残りにくいのに対し、新型コロナウイルス感染症では倦怠感や息切れなどが長期間続く後遺症が問題となる点も違いです。

参照:
『Symptoms of COVID-19』(CDC)
『新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A』(厚生労働省)
『新型コロナウイルス感染症診療の手引き第10.1版』(厚生労働省)

編集部まとめ

編集部まとめ
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、いずれも発熱や咳、倦怠感といった共通の症状を示し、症状だけで区別することは難しい感染症です。

インフルエンザは発症が急激で短期間で回復する傾向がある一方、新型コロナウイルス感染症は症状が長引き、後遺症が残ることもあります。市販の抗原検査キットは受診の参考にできますが、発症初期では正確性が低く、最終的な診断は医療機関でのPCR検査などが必要です。

特に高齢の方や基礎疾患を持つ方、妊婦さんや乳幼児は重症化するおそれがあるため、軽い症状でも早めに受診しましょう。感染が疑われるときは、適切な検査と治療を受けることが推奨されています。

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