「糖尿病による壊疽の初期症状」はご存知ですか?【医師監修】

糖尿病の壊疽について聞いたことはありますか?糖尿病は身近でよく聞く疾患ですが、合併症や症状、治療を知らない方も多いでしょう。特に糖尿病性壊疽は罹患すると残りどのくらい生きられるか(生命予後)、また、どのくらい元のように動けるようになるか、生活できるようになるか(機能予後)の両面で重要な病態です。糖尿病性壊疽をよく知り、防ぎましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「糖尿病の壊疽(皮膚障害)」になるとどんな症状が現れる?壊疽の初期症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
上田 莉子(医師)
目次 -INDEX-
糖尿病による壊疽の初期症状と危険性

壊疽には前兆や初期症状はありますか?
実際に、小さな傷ができたとき、さらに注意が必要です。靴ずれ、爪の食い込み、虫刺され、水ぶくれや皮膚の乾燥、ひび割れなどが起こっていないか、足を毎日よく観察することが重要です。
壊疽の初期症状を放置するとどうなりますか?
感染が皮下組織や骨に広がると、蜂窩織炎や骨髄炎となり、歩けなくなることもあります。強い抗菌薬や入院治療が必要になることもあります。しかし、血流が悪いために局所に抗菌薬が届きにくく、感染制御不能になることも多いです。さらに時間が経過すると命を守るために足指、足首、下腿などを切断せざるをえなくなる場合があります。このような場合、日常生活に大きな影響を及ぼし、介護が必要になることもあります。
糖尿病によって足の切断を余儀なくされる方の割合を教えてください
編集部まとめ

糖尿病で発症する壊疽の初期症状や予防、治療法を解説しました。糖尿病は全身に影響を及ぼす疾患であり、特に壊疽は集学的治療が必要な疾患です。生命予後も悪いため、予防と早期発見、早期治療が重要になります。糖尿病と診断された場合、フットケアを定期的に正しく行い、壊疽を未然に防ぎましょう。