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「糖尿病」になると「何の数値」が悪くなるかご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/01/05
「糖尿病」になると「何の数値」が悪くなるかご存知ですか?【医師監修】

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気で、進行するとさまざまな合併症を引き起こします。しかし、初期には自覚症状に乏しいことが多く、健康診断や血液検査で初めて異常に気付くことも少なくありません。検査結果には、血糖値やHbA1cといった数値が記載されていますが、それぞれが何を意味し、どのくらいの数値で注意が必要なのか、すぐにはわかりにくいかもしれません。

この記事では、糖尿病の検査結果に記載される代表的な数値の見方をわかりやすく解説します。ご自身の検査結果を正しく理解し、早めの対策に役立てていただければと思います。

※この記事はメディカルドックにて『「糖尿病」になると「何の数値」が悪くなるかご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科

糖尿病の検査結果に記載されている数値

糖尿病の検査結果に記載されている数値

HbA1cはいくつになったら糖尿病の疑いがあるとされますか?

HbA1cは、過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖値を反映する指標で、糖尿病の診断や治療の経過観察に使われます。6.5%以上であれば糖尿病型とされ、糖尿病の可能性が高いと判断されます。

ただし、HbA1cだけで診断が確定するわけではなく、血糖値などほかの検査とあわせて評価されます。5.6〜6.4%の範囲は境界型とされ、将来糖尿病になるリスクが高いため、生活習慣の見直しが重要です。

糖尿病が疑われる空腹時血糖の数値を教えてください

空腹時血糖値が126mg/dL以上であれば、糖尿病型とされます。正常範囲は110mg/dL未満、110〜125mg/dLの間は境界型とされ、糖尿病予備軍として注意が必要です。

空腹時血糖値は前日の夜から絶食した状態で測定するため、日内変動の影響が少なく、診断の基準としてよく使われます。

随時血糖の基準値はいくつですか?

随時血糖は、食事の時間に関係なく測定された血糖値です。200mg/dL以上であれば糖尿病型とされ、診断の対象になります。

一方、140〜199mg/dLの範囲は境界型(糖尿病予備群)に分類され、今後糖尿病に進行するリスクが高いと考えられています。140mg/dL未満が正常範囲とされます。

ただし、随時血糖値は食事や体調によって変動しやすいため、診断には空腹時血糖やHbA1cなどほかの検査結果とあわせて、医師が総合的に判断します。

尿検査の糖や蛋白は糖尿病に関係がありますか?

はい、関係があります。血糖値が高くなると、腎臓が再吸収しきれずに尿中に糖が出てくるため、尿糖が陽性になります。また、尿タンパクは腎臓の機能が低下しているサインで、糖尿病腎症の早期兆候であることもあります。糖尿病の進行を見逃さないためにも、血液検査だけでなく尿検査の結果にも注意が必要です。

編集部まとめ

編集部まとめ
糖尿病は、血液検査や尿検査で見つかる数値の異常から早期に発見できる病気です。HbA1cや血糖値の数値を正しく理解し、必要な検査や診察を受けることが、合併症の予防や健康維持につながります。

検査結果で糖尿病型と指摘された場合には、ただちに診断がつくとは限りませんが、再検査や追加の評価が必要です。気になる数値があるときには、自己判断せず、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

この記事の監修医師

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