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「緑内障の目薬」が作用するメカニズムはご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/02/24
緑内障の目薬が作用するメカニズム

緑内障と診断されて不安に感じていませんか?緑内障は40歳以上の約20人に1人がかかるとても身近な病気で、日本では失明原因の第1位です。しかし、早期発見・適切な治療により生涯にわたって視野や視力を保つことが可能な病気です。大切なのは、これから継続して治療を受けていくこと。緑内障はゆっくり進行し、自覚症状が乏しいため戸惑うかもしれません。本記事では、主な治療法である目薬(点眼薬)について、その役割や使い方を解説します。目薬での治療に不安がある方も、そうでない方も目薬のことを深く知ることで、治療の継続につながります。

※この記事はMedical DOCにて『「緑内障の目薬」はどんな目的で処方される?副作用となる症状も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

栗原 大智

監修医師
栗原 大智(医師)

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2017年、横浜市立大学医学部卒業。済生会横浜市南部病院にて初期研修修了。2019年、横浜市立大学眼科学教室に入局。日々の診察の傍らライターとしても活動しており、m3や日経メディカルなどでも連載中。「視界の質=Quality of vision(QOV)」を下げないため、診察はもちろん、SNSなどを通じて眼科関連の情報発信の重要性を感じ、日々情報発信にも努めている。日本眼科学会専門医。

緑内障治療が作用するメカニズムと効果

緑内障治療が作用するメカニズムと効果

なぜ緑内障治療で目薬を使うのですか?

緑内障治療の第一目的は眼の中の圧力(眼圧)を下げることです。眼圧を下げることで、視神経への負担を減らし、視野がこれ以上欠けていくのを防ぎます。現在、眼圧を下げる方法には目薬での治療が最も広く使われ、必要に応じてレーザー治療や手術が追加されます。

たとえ眼圧が正常範囲で発症する正常眼圧緑内障の場合でも、さらに眼圧を下げる治療は有効です。そのため、現在の眼圧より数値を下げた方が緑内障の進行を抑制することが期待できます。このように、目薬で眼圧を下げることは緑内障の進行予防にとても重要です。

緑内障の目薬が作用するメカニズムを教えてください

私たちの目の中では房水という透明な液体が絶えず産生され、循環しています。これが一定の圧力(眼圧)を生み出しています。房水は目の中で毛様体という組織から作られ、瞳孔を通って前方に流れ出た後、角膜と虹彩の間の隅角という部分から排出されます。この排出経路には、線維柱帯およびシュレム管を通る主経路と、ぶどう膜および強膜から流れる副経路の2種類があります。房水の産生と排出のバランスで眼圧が維持されています。緑内障では隅角が詰まったり排出路の抵抗が増えたり、あるいは視神経が眼圧に弱かったりするため、眼圧がその方にとって高すぎる状態になることで視神経が傷みます。そこで、目薬は房水の量を減らすか、主経路や副経路の通りをよくすることで眼圧を下げるように作られています。

編集部まとめ

編集部まとめ

緑内障治療の原則は眼圧を下げて視神経を守ることです。そして、点眼薬による治療はその第一選択であり、多くの場合は目薬で病気の進行を抑えることができます。患者さんは正しい方法で毎日点眼を続けることが大切です。途中で中断せず、何か気になることがあればすぐ医師に相談してください。わからないことがあれば遠慮なく医療スタッフに質問し、納得しながら治療を続けましょう。

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