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「糖尿病予防」に効果がある「食べ物」はご存知ですか?リスクが高まる食べ物も解説!

 公開日:2025/12/02

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態が続く病気で、放置すると全身の臓器に影響を及ぼすおそれがあります。特に2型糖尿病は食事や運動などの生活習慣と密接に関係しており、予防や進行の抑制には日常の見直しが重要です。

日本では予備群を含めて多くの方が糖尿病のリスクを抱えており、早期の対策が健康を守る鍵となります。本記事では、糖尿病予防に役立つ食生活についてわかりやすく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「糖尿病予防」に効果がある「食べ物」はご存知ですか?リスクが高まる食べ物も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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名古屋市立大学卒業。東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、 NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。医学博士。公認心理師。日本専門医機構総合診療特任指導医、日本内科学会総合内科専門医、日本老年医学会老年科専門医、日本認知症学会認知症専門医・指導医、禁煙サポーター。
消化器内科
呼吸器内科
皮膚科
整形外科
眼科
循環器内科
脳神経内科
眼科(角膜外来)

糖尿病予防に役立つ食生活

糖尿病予防に役立つ食生活

糖尿病のリスクが高まる食べ物、飲み物や食事の摂り方を教えてください

糖尿病のリスクを高める要因のひとつに、食事内容とその摂り方があります。例えば、白米やうどん、食パンなどの精製された炭水化物を大量に摂ると、血糖値が急激に上がりやすくなります。これらの食品は血糖値を上昇させやすい高GI食品と呼ばれ、糖尿病の予防を意識する際には注意が必要です。

また、清涼飲料水や加糖入りの缶コーヒー、ジュースなどには多量の糖分が含まれていることが多く、1回の摂取でも血糖値を大きく上昇させてしまう可能性があります。さらに、甘いお菓子やスナック菓子、揚げ物、加工食品などは脂質も多く含まれているため、摂りすぎるとインスリンの働きを悪化させ、糖代謝に悪影響を与えるおそれがあります。

食べ方にも注意が必要です。早食いや不規則な食事時間、食べすぎは、血糖値を乱す大きな要因になります。1日3食をなるべく決まった時間に、よく噛んで食べることが大切です。夕食が遅くなると血糖が下がりにくくなるため、就寝の2~3時間前までには食事を終えるようにしましょう。

糖尿病予防に効果がある食べ物や飲み物はありますか?

糖尿病予防に役立つ食材には、血糖値の上昇を穏やかにする作用のあるものが多くあります。なかでも、食物繊維を豊富に含む野菜、きのこ、海藻、豆類などは、糖の吸収をゆるやかにし、食後高血糖を防ぐのに効果的です。特に、食事の最初に野菜を食べるベジファーストは、血糖値の急上昇を抑える食べ方として注目されています。

また、大豆製品や青魚、鶏肉などに含まれるたんぱく質は、満腹感を得やすく、血糖値のコントロールにも役立ちます。糖質ばかりに偏らず、たんぱく質や脂質をバランスよく組み合わせることで、エネルギー源としての効率もよくなります。

飲み物は、糖分の入っていない水やお茶が基本です。特に緑茶や麦茶、ルイボスティーなどの無糖飲料は、食事との相性もよく、取り入れやすいといえるでしょう。スポーツドリンクや野菜ジュースも糖分を多く含む場合があるため、健康的と思っていても内容を確認することが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

糖尿病は進行すると合併症を引き起こす可能性がありますが、2型糖尿病であれば生活習慣の改善で予防が可能です。日々の食事、運動、体重管理、睡眠やストレス対策など、小さな積み重ねが発症リスクを下げます。無理のない範囲で続けられる工夫をしながら、定期的な健康チェックも活用しましょう。

一人では難しい場合は、家族や医療・栄養の専門家のサポートを得ることも大切です。糖尿病予防は、将来の健康を守る自己管理の一歩。今日から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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