「末期腎不全」になる原因はご存知ですか?【医師監修】

末期腎不全とは、腎臓の機能がほとんど失われ、老廃物や水分、電解質を排出できなくなる状態です。初期には自覚症状が乏しいですが、進行するとむくみや倦怠感、高血圧、電解質異常などが現れ、最終的には透析や腎移植などの治療が必要になります。治療を行わなければ尿毒症や多臓器不全により命に関わることもあります。本記事では、末期腎不全の原因や進行過程を詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「腎不全の末期症状」はご存知ですか?危険な末期症状も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
佐藤 浩樹(医師)
末期腎不全の基礎知識

末期腎不全になる原因を教えてください
次に多いのが高血圧性腎硬化症で、長年の高血圧が腎血管を圧迫し、腎臓への血流を悪化させることで障害を引き起こします。また、慢性糸球体腎炎や多発性嚢胞腎、膠原病、腎盂腎炎などの慢性疾患も原因です。上記の疾患が適切に治療されないまま経過すると、腎機能が徐々に低下し、最終的に末期腎不全に至ります。
どのような経過を経て末期の腎不全になりますか?
末期腎不全になったときの身体や腎臓の状態を教えてください
編集部まとめ

末期腎不全は、腎機能が著しく低下し、体内の老廃物や水分を排出できなくなる重篤な状態です。原因は長期にわたる慢性腎臓病の進行で、初期は無症状でも、やがて倦怠感やむくみ、高血圧、電解質異常などが現れ、最終的には尿毒症、心不全、多臓器不全に至る危険があります。
症状では、吐き気、食欲不振、かゆみ、意識障害、致死性不整脈などが見られ、特に高カリウム血症や肺水腫は命に関わります。治療では、透析療法や腎移植が必要で、透析は腎機能を代替する手段であり、腎臓の回復は望めないものの、症状の緩和と生命維持が可能です。腎移植は根本的治療となる可能性がありますが、適応には厳しい条件が伴います。透析によって日常生活の質を改善できるため、継続的な治療と管理が不可欠です。
参考文献