受診の目安となる「便秘の症状」はご存知ですか?なりにくい生活習慣や食べ物も解説!
公開日:2026/03/23

便秘は多くの方が悩む身近な不調の一つです。排便の回数が少ない、便が硬い、排便時にいきまないと出ないなどの症状が続くと、日常生活にも支障が出てしまいます。本記事では、便秘の受診の目安や解消する生活習慣など解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「便秘の解消」に効果的な「食べ物や飲み物」はご存知ですか?【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
林 良典(医師)
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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科
目次 -INDEX-
便秘で受診を検討する目安と病院での治療法

便秘で受診をした方がよいのはどのようなケースですか?
数日程度の便秘であれば、生活習慣の改善や市販薬で対応できることもありますが、長期間便が出ない、強い腹痛や吐き気がある、便に血が混じるなどの症状がある場合は医療機関の受診がおすすめです。また、便秘と下痢を繰り返す、急激な体重減少がある、60歳以上で便秘が続いている場合も注意が必要です。上記の症状があると、腸閉塞や大腸がんなど重大な疾患が潜んでいる可能性があります。自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、早めに専門医に相談しましょう。
便秘で受診する場合の診療科目を教えてください
便秘の症状で受診する際は、消化器内科や胃腸科が適しています。前述の診療科では、便秘のタイプ(機能性か器質性か)を見極め、必要に応じて内視鏡検査や画像診断を行います。女性でホルモンの変化が関与していると考えられる場合は婦人科の受診が必要です。また、過敏性腸症候群やストレス性の便秘の場合は心療内科がおすすめの場合もあります。
病院での便秘治療を教えてください
病院での便秘治療は、原因や症状に応じて個別に行われます。まず生活習慣の改善や食事指導が基本となり、それでも効果がない場合は薬物療法を実施します。生活習慣では、水分や食物繊維の摂取、排便姿勢、運動の3点が重要です。食物繊維は不足しやすいため、1日20g以上の摂取が必要です。排便姿勢では、排便時に前傾姿勢をとることが大切です。処方薬には、腸を刺激するタイプや水分を保持して便をやわらかくする薬などがあり、患者さんの便秘のタイプに応じて選択されます。
便秘体質を解消するための生活習慣と食習慣

便秘を予防するための生活習慣を教えてください
便秘予防には、食物繊維と水分の摂取、適度な運動、正しい排便姿勢の3つが重要です。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やして腸の動きを活発にします。野菜や果物、海藻、穀物などから1日20g以上を目安に摂取しましょう。水分は腸内の便をやわらかく保つために欠かせません。朝の水分摂取は継続的な腸の働きを保つうえでも効果的です。運動は腸の動きを促進するため、ウォーキングなどの軽い有酸素運動が効果的です。排便時には前かがみの姿勢が直腸に圧をかけ、排便をスムーズにします。
便秘になりにくい食べ物や飲み物はありますか?
便秘予防には、腸内環境を整える食材が効果的です。野菜、果物、全粒穀物などの食物繊維が豊富な食品は、便のかさを増し排出を促します。食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は便をやわらかくし、不溶性食物繊維は便のかさを増やして腸を刺激するため排便を促します。
水分摂取も重要で、一日に1.5~2リットルを目安にこまめに水や白湯を飲みましょう。カフェインやアルコールは脱水を招くため控えめにすることが望ましいです。バランスのよい食事と十分な水分補給を習慣化することが便秘予防につながります。
編集部まとめ

便秘は排便回数や便の状態、残便感などから判断され、主な原因は食物繊維や水分不足、運動不足、ストレスなどによる機能性便秘です。解消には、海藻や果物、発酵食品などを摂取し、マッサージや運動も有効です。重症例では消化器内科での診断や処方治が必要です。生活習慣の改善で便秘を予防しましょう。