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「帯状疱疹の症状と治療法」はご存知ですか?【医師監修】

 公開日:2026/04/08
帯状疱疹の症状と治療法

帯状疱疹は、皮膚に赤みや水ぶくれが帯状に広がり、強い痛みを伴うことが多いウイルス性感染症です。この疾患の原因となるのは、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスであり、子どもの頃に水ぼうそうにかかった経験がある方なら、誰もが将来的に帯状疱疹を発症する可能性があります。

帯状疱疹は50歳以上の中高年層に多く見られますが、年齢だけでなく、慢性疾患やストレス、疲労の蓄積、免疫抑制状態など、さまざまな要因が関係しています。症状は皮膚の痛みだけでなく、神経に沿った激しい痛みや、治癒後にも残る神経痛など、生活の質を大きく損なうことがあります。

「なぜ水ぼうそうが治った後に帯状疱疹が発症するのか?」「予防は可能なのか?」「発症したらどうすればいいのか?」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、帯状疱疹の症状と治療法を、Q&A形式でわかりやすく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「帯状疱疹の原因」はご存知ですか?発症しやすい人の特徴も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

林 良典

監修医師
林 良典(医師)

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【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医・指導医、日本緩和医療学会認定登録医、禁煙サポーター

帯状疱疹の症状と治療法

帯状疱疹の症状と治療法

帯状疱疹を発症するとどのような症状が現れますか?

帯状疱疹は、最初に皮膚の違和感や軽い痛み、かゆみなどが現れ、数日以内にその部位に赤い発疹や小さな水ぶくれが帯状に並んで出てきます。これらの発疹は、神経の通り道に沿って片側に集中するのが特徴です。痛みは発疹より先に出現することもあり、神経の炎症による刺すような感覚や焼けるような痛みが生じます。

また、発疹の範囲や痛みの程度は個人差があり、顔面に症状が出た場合は眼や耳などに合併症が起こることもあります。さらに、皮膚の症状が治まった後も、神経痛が数ヶ月から長ければ数年にわたって続く帯状疱疹後神経痛が発症することもあります。

帯状疱疹の治療法を教えてください

治療の中心となるのは抗ウイルス薬の内服です。バラシクロビルやファムシクロビルなどの薬剤を用いてウイルスの増殖を抑え、発疹が出てからできるだけ早く、一般には5日以内に治療を開始することで、症状の悪化や帯状疱疹後神経痛の発症リスクを抑える効果が期待されます。

痛みがある場合は、通常の鎮痛薬に加えて、神経の痛みに対応した薬剤(プレガバリンやガバペンチン、ミロガバリンなど)が処方されることがあります。痛みが強い場合には、神経ブロック注射や麻酔科でのペインクリニックによる治療が行われることもあります。

自宅でできる帯状疱疹の痛みや辛さへの対処法はありますか?

自宅でのケアは、まず患部を清潔に保ち、必要以上に触らないように注意することが大切です。衣類や寝具との摩擦を避け、通気性のよい服を選ぶことも推奨されます。かゆみや軽い痛みには、患部をやさしく冷やすことで症状が和らぐことがあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

 帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことのある方すべてに発症の可能性がある病気です。ウイルスが体内に潜伏し続けているため、年齢や健康状態に応じていつ再活性化してもおかしくありません。特に高齢者や免疫力の低下している方では重症化しやすく、帯状疱疹後神経痛などの後遺症を残すケースもあります。

帯状疱疹を防ぐには、予防接種が有効であり、50歳以上の方には積極的に接種がすすめられています。それに加えて、生活習慣の改善やストレス管理も、免疫力を保つうえで欠かせません。

もし発症した場合は、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重症化や長期的な痛みを避けるための鍵となります。早期対応と日常的な健康管理によって、帯状疱疹の影響を最小限にとどめましょう。

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